Puerto Natales / Torres del Paine
Patagonia - Chile















Puerto Natares ( プエルトナタレス ) へは Punta Arenas からバスで約 3 時間.Fernandez 社のバスがほぼ 1 時間おきに出ています.


1/15 の 9 時のバスに乗り Puerto Natares へ向かう.最初の 1 時間半ほどは原野が続き、後半は高原状の中を走る.この季節は花の季節なのか窓の外は赤黄白の花が絨毯を敷き詰めたように咲き誇っていた.湖の傍の町に出たと思ったらそこが Puerto Natares だった.

バスを降りて直ぐに近くの旅行社へ行き、Torres del Paine 行きのバスの切符を買った後、17 日に泊まるホテルへ要らない荷物を預ける.食料や地図等をスーパーで買い込み、昼ご飯を食べ 14 時のバスに乗って Torres de Paine へ向かう.バスの景色は圧巻の一言.最初は高原のお花畑の中を走り、暫くすると左に湖がいくつか見えてくる.湖の奥にはアンデスが見えていたが、やがて Torres del Paine の奇峰が現れてくる.乗客は窓越しに写真を撮っているが、運転手は情け容赦無く砂利道をぶっ飛ばす.

1 時間半程で Laguna Amarga ( ラグナアマルダ ) へ到着、ここで乗客は一旦全員降りて国立公園入場料を支払う.料金は $ 6,500 ( US$ 13 ).バスはこの先 30 Km 程更に走って国立公園管理事務所まで行くが、私はここで降りる.私のバスから降りたのは自分一人だったので少し不安になるが、後続の別の会社のバスが到着すると、そのバスでは大半がここで降りたのでほっとする.地球の歩き方等にはここから Hosteira las Torres までは 7 Km 林道歩きと書いてあったが、マイクロバスが居るので聞いてみる.何処まで行くのか聞いてきたので Campament Chile ( チリキャンプ ) と言うと乗れと言う.

バスは直ぐにギリギリの幅の釣り橋を渡り Hosteria las Torres へ向かう.無料と言われたのに $ 3,000 ( US$ 6 ) を集めに来たので少しむっとしたが、7 Km も林道を歩く事を考えると全然余裕だ.30 分ほどで Hosteria las Torres へ着く.昨日ペンギンツアーで一緒だったイタリア人カップルも、今晩はチリキャンプの小屋に泊まるということで一緒に行こうとするが、予約が間違っていたらしく Hosteira のフロントで揉めている.行けるかどうか判らないと言ってきたので先に行くことにする.Hosteria 出発は 18 時、日本の夏山なら自殺行為だが、なんせ雷の心配も無いし日没は 21:30 なので全然余裕の時間帯だ.20 時にチリキャンプに着いてテントを張る.小屋で利用料 $ 3,000 ( US$ 6 ) を払おうとすると、バスで払っただろと言われた.聞いてみるとキャンプ場も含め公園内宿泊施設利用者はやはりバスには無料で乗れるようだ.あの時払ったお金はキャンプ場利用料だったようだ.

夕食を作って食べた後、小屋の中に入るとさっきのイタリア人達は無事に着いていた.小屋内はストーブが点いていて暖かいので、23 時くらいまでぐだぐだとおしゃべりをしてテントに戻って寝る.

翌 16 日は朝から雨が降っていた.11 時頃に止んできたのでカメラと水と昼食だけ持って Mirador las Torres 目指して登る.1 時間ほど渓谷沿いの道を歩いた後、一気に急な上り坂となる.1 時間ほど掛けて漸く登ると、ちょうどガスが晴れてきて Torres が目前に見えてきた.昨日一緒で、今日は先に発った南ア人、ギリシア人達が待っていたので一緒に昼ご飯を食べ、14 時前に下りようとする.ちょうどその時昨晩のイタリア人達が登ってきたので、またまた話し込んでしまい 14 時半にそろそろ時間も厳しいので先に下りる.

チリキャンプで荷物をまとめ、また Hoeteria 目指して降りる.普段運動不足の上、今日は一日歩いているのでへばり切っている.18 時過ぎに Hosteria las Torres のキャンプ場に着きテントを張って夕食を摂る.ここは何処まで続いているか判らないくらい広いキャンプ場で、オートキャンプ用の場所も有るようだ.トイレ、水はもちろんシャワーも付いていて $ 3,000 ( US$ 6 ) のキャンプ場利用料を払うと、それら全てが自由に使える.夜に国旗カラーの登山ウェアを纏ったチリ人夫婦の訪問を受けて暫く話す.

1/17 は朝から快晴.湖沿いを歩く事とする.左には Nordenskjöld 湖の青い水を、右に Monte Almilante Nieto の岩壁を見ながら草原の中を歩く.お年寄ばかりのガイド付きのハイキンググループも居る.このコースならば下には高級ホテルもあるし、高低差の殆ど無い平坦な道なのでお年寄でも全然平気だろう.右側の大岩壁からは時々轟音を立てながら雪が落ちて行くのが見える.実にのどかなハイキングコースだ.道に馬糞が落ちているのが気になったが、途中で乗馬ツアーに抜かれて納得した.そういえば Hosteria には牧場も有って乗馬ツアーの案内も出ていたが、このコースを馬で行くのだろう.

小川で昼ご飯を食べて、来たコースを戻る.途中で昨日のイタリア人や南ア、ギリシア人と出会い、別れを惜しんだ後 Hosteria へ戻る.テントを畳み 15:30 のバスに乗って Puerto Natares へ帰る.景色が良いのは判っていたのだが、バスの中ではひたすら寝ていて Torres del Paine を最後に見れなった.


2001/ 1/13-22

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