2006/ 1/ 1 - 31




2006/ 1/31(雨)
・機能、今日と夕方から飲み会があったが、生憎両日とも夕方は外出.新宿に戻ってきて遅れて店に行くが、既に鍋にうどんが入っていて、うどんだけを食べる状態だった.飲めない私としては飲み会では食べるしかないのだが、5,000 円払ってうどんだけ食べるってのもチトつらいなー.しかもそれが週の頭から 2 日続くとなるとやになっちゃう.昨日は与野へ行っていたが、新宿に戻る際に与野駅で下りのお座敷列車が 2 本通過していった.お座敷列車にはカラオケが付いているようで、車内でおじさんが絶叫する姿を通勤電車の中から眺めるのも変な感じだ.それにしても平日のこの時刻に下りのお座敷列車に乗って何処に行くのだろう.
・先々週は足尾に行ったのだが、また何処かに行きたくなってネットでいろいろ検索してみると、東武鉄道が野岩鉄道経由で会津若松までの往復切符をだしている事が判明した.会津の山奥の豪雪を見て、喜多方でラーメン食べて帰ってくるってのもナカナカいい感じかも知れない.浅草から会津若松まで行くより、よほど聖蹟桜ヶ丘から浅草に出る方が大変な気もするが、雪が降り捲くった 2 月の週末にでも行ってみようかな.
・J リーグの 2006 年スケジュールが発表された.今年の最大の楽しみはなんといっても J2 の試合を東京で見れることで、特に愛媛や草津の試合は絶対に見に行ってやろうという気がする.しかも大胆にも国立競技場や東京スタジアムでの試合がかなり組まれていて、ホーム側観客席の惨状が目に浮かぶようだ.それにしても東京で J リーグの全チームの試合が見れるというのは非常に喜ばしい事で、東京ヴェルディには未来永劫 J2 に居残って貰いたい気がする.

2006/ 1/28(晴)
・恵比寿の東京都写真美術館に植田正治の写真展を見に行く.本人は 5 年くらい前に亡くなっているが、何というか今の若者が好きそうな感じの写風で、中はかなり混雑していた.鳥取県出身ということで興味はあったのだが、自分にはちょっと合わない感じ.
・渋谷で集まりが会って、夕方に出かける.渋谷といえば前回来たのが 2 年前に姫路行きの高速バスに乗ったとき、その前が W 杯で日本が勝ったときの騒ぎを見に行ったことくらいで、そもそもブラジルから戻ってからまともに街中を歩いた事がない.何処から集まってきたかと思うくらい人がいて、これぞ東京という感じだな.

2006/ 1/23(晴)
・今日はやたらと気温が下がって最高気温が 3 度.朝から打ち合わせで水道橋に行くが、都心部は休日は人がいなかったようで、多摩なんかに比べて遥かに多くの積雪が残っている.市谷のお堀の水も凍ってたし、千駄ヶ谷や四谷辺りはどこの雪国かと思われるくらい雪が残っている.事務所の前の橋では歩道が完全に凍りついていて、ちょっと危なくて歩けない.そういえば朝の電車で外を見ていたら、多摩の辺りは雪が無くても、調布付近は結構残っていて、同じ都内とはいえ場所に因って結構積雪量は違っていたのかも.
・会社で使う卓上カレンダーが無いので、自分で作る事にして会社帰りにヨドバシではがき用の卓上スタンドを買う.部屋に戻ってから適当に写真を物色し、下灘駅の写真をネタに、アルバムマスターという買ってから一度も使っていないソフトを立ち上げて、テンプレートを使って 1 月分のカレンダーを作るが、どうもイマイチ使い辛いというか、使えないソフトだなー.余程パワーポイントか何かでチクチク作っていった方が速くて見栄えの良いやつが作れたかも.来月からはそうしよう.

2006/ 1/22(晴)
・昨晩は意外に暖かく、せっかく降った雪が融けてしまった.午後からまたデジカメを持って散歩に出かけると、多摩川河原の芝生の広場には、雪だるまの残骸があちこちに転がっている.今朝くらいに近所の子供が雪だるまを作りまくったのだろう.積雪は結局 10cm は行かなかったと思われるが、それでも皆さん気合で結構でかいのを作っていたようだ.

2006/ 1/21(雪)
・天気予報通りに朝から雪が降っていた.午後には結構積もってきたのでデジカメを持って外に出てみる.多摩川の土手に出ると吹雪いていて何だか全然東京じゃないみたいだ.雪が降っているときって結構カメラが濡れるから撮りづらいな.先月の電気代が馬鹿みたいに高かった事を思い出し、帰りにさくらやで蛍光灯タイプの電球を 6 個買い、部屋に帰ってから白熱灯を片っ端から取り替える.電球色を 4 個と白昼色を 2 個買ったのだが、白昼色はこの時期は寒々としてイマイチだな.月曜日にでも会社帰りにヨドバシで電球色のを買い足して来よう.

2006/ 1/19(晴)
・コニカミノルタが写真事業から完全撤退.先日のニコンの銀塩事業から事実上の撤退ニュースに続いて、またもや衝撃的なニュースだ.カメラ事業とフィルム事業をまとめて沈めちゃって、かなり行き詰まってたのかな.写真関係はお先真っ暗ってな感じだな.この発表を受けてフジフィルムが HP にフィルム事業継続宣言をわざわざ発表していたが、この先写真用フィルムもかなり選択肢が減るのは間違い無く何だか鬱な気分.

2006/ 1/18(曇)
・昨日はライブドア粉飾決算のニュースが流れ、ライブドアストップ安買い手付かずの状態だったが、昼頃までは日経株価は何処吹く風とばかりに上昇を続けていた.後輩と昼ご飯を食べながらライブドアのニュースを他人事の如く眺めていたが、なんとその頃にマネックス証券がライブドア系株式の担保価値 0 円を顧客に通知し、それがきっかけで日経平均が大暴落となった.帰ってから持ち株を見たら、午前中には全部値上がっていたのが全部値下がりになっていてかなりむかつく.さすがに他の証券会社で追従したところは何処も無いみたいだが、マネックスという証券会社たった一社の暴挙でここまで日経平均を壊した例は過去に無いだろう.値動きを見ていると、私の持っている中では吉野家が最も値段を下げていて、この理由は非常に単純で一攫千金を夢見てデイトレードする若者達は、日常生活では吉野家の株主優待である吉野家お食事券でご飯を食べていたからだと思われる.今日も会社で後輩達と、換金売りのために今週いっぱいの全銘柄暴落はほぼ確定だからいつが買い時かなーなどと呑気に話していたが、今日も帰って持ち株を見ると、吉野屋が昨日の 3 倍以上の大暴落となっていた.吉野家は 15 万円の時に優待狙いで買っているので、まだまだ全然余裕で売る気も無いのだが、それでも持っている株の値段が下がるとむかつくなー.それにしても吉野家という企業自体に現在売られる理由は全く無いわけで、信用買いを建てて新興銘柄を追ってたデイトレーダーは、夢は億万長者でも実生活の食生活は、吉野家株主優待お食事券に支えられていたという予想はほぼ確定だな.
・昨年 12 月頃より店頭から姿を消し、先週に販売終了の正式アナウンスがされた Nikon FM3a が、今日の帰りにふと寄った新宿マップカメラに大量に置かれていた.今日は CARL ZEISS が正式に Nikon マウントの MF レンズを発表しており、Nikon FM3a はそのあおりで販売終了と共にプレミアムが付いた状態であったが、マップカメラ内でも客がやんやと店員に聞いており、電話対応している店員まで Nikon FM3a の事を尋ねられているようだった.耳に入ったところでは、いわゆる逆輸入品を入荷したようだが、輸出向けモデルは国内保証書を付けることができないため、店の独自の 1 年保証を付けるしかないということらしい.CARL ZEISS の一眼レフ用レンズは、レンズ自体の評価は非常に高いにも関わらず、京セラ CONTAX ボディがあまりにもプアで、しかも京セラがカメラ事業から撤退したため、レンズがいくら良くても付けるボディが無いという悲惨な状態が続いていたが、ニコンのボディにツァイスのレンズという一昔前の夢の組み合わせが実現したとあって、このレンズにベストマッチと誰もが思う FM3a が将にお祭り状態となっている.自分も何だか一台欲しくなってきたな.

2006/ 1/15(晴)
・昨日の帰りに、電車の中の電光掲示板では、久留里線、内房線、外房線と順々に大雨で運休になっていくお知らせが流れていたが、今日は昨日とは打って変わり朝から晴.天気予報だと今日も降るはずだったのに、一日で雨雲は去ったようだ.ここ数十日で唯一雨の降った日に旅行に行ったのか.うーん.
・窓から富士山が真っ白に見えていた.先週のニュースでは、富士山は記録的な小雪で黒々としているとあったが、昨日の低気圧で思いっきり雪を降らせたようだ.全国的には昨日は気温も高くて雨だったが、富士山頂ともなるとさすがに寒くて雪になるのだろう.早速 *istD に TAMRON 80-200 を付けて富士山などを撮ってみる.が、絞り値を上手くボディ側に伝えられないようで、A ポジションの時にはカメラから絞りを変更すると、確かに絞り値は変わっていっているようだが、表示が出ない.後で撮った画像の情報を見ると、正しく伝えているようなのにボディで表示が出ないのはどういうわけだろう.それと *istD のカスタム設定をレンズの絞り輪を使用にしても、どのレンズでも実際には絞り輪では設定が出来ない.これまたよく分からない現象だ.ボディが悪いのかレンズが悪いのか良く分からない.写りは恐ろしくシャープだけど、使い勝手の部分でイマイチどう評価して良いレンズなのか分からん.MF レンズだし大人しく LX で使っていれば良いのかな.

2006/ 1/14(雨)
・年末に買った青春18切符の余りを使って、今日は後輩とわたらせ鉄道の小旅行に行ってみる.東京は12 月より殆ど全く雨が降っていなかったが、今日と明日は雨.しかも気温が上がって全国で雪崩の警戒をしているらしい.今週に買った TAMRON SP 80-200 の初でビューの予定だが、雨だと写真は撮りづらいな.このレンズはやたらと大きくて重いので、一眼レフのレンズは、それ以外は 50mm/1.4 1 本にし、28mm はフィルムの使い切りも兼ねて GR-1 を持っていくことにする.いつからか忘れたが GR-1 には Velvia100 が、GR-1S には Trebi400 が入りっぱなしなので、そろそろ撮り切って現像に出さなくてはならない.一応デジカメの Ricoh R-1 も持っていく.
・新宿の湘南新宿ラインで待ち合わせをして、グリーン車で小山まで行く.750 円で楽な思いができるから、湘南新宿ラインで 1 時間以上乗るときは殆どグリーン車になってきた.小山から両毛線に乗換え、桐生で降りて駅前でうどんを食べる.今まで知らなかったが、両毛線沿線は麺街道と呼ばれていて、佐野のラーメンや桐生のうどんは一応名物になっているらしい.桐生で一日乗車券を買ってわたらせ渓谷鉄道に乗るが、ガラガラかと思ったら意外にも人が乗っている.途中大間々からもカップルが乗ってきて神戸駅の列車食堂で食べるために降りていった.その他通洞や足尾でも何人か降りて、終点間藤では 6 人降りる.我々以外は今来た列車で折り返して帰るようだが、とりあえず足尾探検という事で足尾駅を経由して通洞まで歩いていく.雨は小雨だがやはり降っているとイマイチ写真などは撮り辛い感じだ.どんよりとした雲と、雪、降り続く雨で、過去の栄華の跡が散在する廃坑の町足尾らしいいかにもいい雰囲気なのだが、寒さもあって今一つ撮る気が湧かないな.間藤から足尾、通洞の各駅間は 1Km 弱なので歩くのは全く苦にならない.足尾駅でお座敷列車が止まっていたので中を覗くと全部で客は 20 人もいないくらいだ.むしろこの季節でそれだけ来るだけでも驚きという感じ.機関車の運転手は赤いブレザーに蝶ネクタイ、ベレー帽をビシッと被ったおじいさんだったが、この暗い雰囲気に合わない華やかさで後輩共々ちょっと驚いた.
・足尾から通洞まで歩くが、次の列車まで 50 分近くある.通洞は足尾の中心街なのだが、暖房はおろか明かりすら点いていないこの駅の待合室で待つのも辛いし、外は雨だしと思いながら駅前の看板を眺めていたら、タクシーの運転手が、直ぐ傍にある肉屋のコロッケが美味いと教えてくれたので、行ってみてコロッケとメンチカツを買ってくる.歩いている方がまだ暖かいかと思い、再度足尾駅まで歩いて戻り、そこで帰りの列車を待つ.帰りの列車には行きの列車に乗ってて途中で降りたカップルだけが乗っていたが、ほかほかで美味しいコロッケを食べて寝て起きた頃には、その他何人か行きの列車で見た顔がいた.肉屋のおばあさんも言っていたが、東京から日帰りで来れるという場所の所為か、思ったよりも人は来るという感じだ.そういえば途中の沢入駅を過ぎたところの渡良瀬川に掛かる橋の上から数人がカメラを構えて列車を撮っていたが、そこそこ人気の場所なのかもしれない.そういえば途中の無人駅にはイルミネーションを飾っていたが、何となくイメージとしては寂れたままの方が雰囲気があって良いような気もするな.
・桐生で両毛線に乗換え、高崎で駅弁を買って湘南新宿ラインのグリーン車に乗る.高崎といえばだるま弁当が有名で、キティちゃんだるま弁当なんていうものもあるのだが、古風な包装のとりめしというのが、かなり美味いのでそれを買って食べる.結局今日はデジカメは電池忘れで撮れず、フィルムカメラの方は残り 34 枚の一眼レフと、残り 22 枚の GR-1、残り 13 枚の GR-1s を全部撮り切ってカメラの中を空っぽにする目的は達した.TAMRON 80-200 SP は、結局 2 コマしか撮れずにちょっとイマイチなデビューとなった.2 コマといっても今日はかなり暗くてシャッタースピードも遅かったから、きっとブレてて写りの方も良くわからないんだろうな.まあそれでも今日は天候が悪かったとはいえ、旅らしい感じで良かったな.足尾の坑道とかにも入ってみたい気もするが、今日なんて 9 時に新宿を出て足尾に着いたのが 14 時だから、余程朝早く出るか一泊するかしないと厳しい感じだ.

2006/ 1/10(晴)
・神楽坂で写真展があるので、定時で速攻会社を出て神楽坂へ行く.一通り見終わってから、思う事があり、地下鉄東西線に乗って中野に行く.先日 Tokina ATX 80-200/2.8 を買い損ねてから、ネットでいろいろ調べた結果、中野のフジヤカメラに TAMRON SP 80-200/2.8 が 3 万円で出ていることが判明した.今更 MF 直進式ズームも何だかと思ったが、値段が相場の半額なのでかなり気になる.また誰かに買われると悶々としそうなので、値段も値段なのでとりあえず見に行く事にする.
・いざ店に入ってブツを見ると、新宿マップカメラに置かれている同じモノよりも、随分とでかく感じる.確か重さは 1.4Kg 弱あった筈で、これを買うと私のレンズの中では最重量級となる.よく見るとホコリ入りでキズも多く、フードもそれとなぜか三脚座も付いておらず、まあ値段相応という感じで、とりあえず店員に言って棚から出してもらい、適当なカメラに付けて貰う.TAMRON の MF レンズはマウント交換式なので、店員は Nikon マウントを付けて、適当に Nikon FM2/T に付けてくれた.このカメラも ZEISS の F マウントレンズ発売によって若干気になるのだが、ナカナカ良さそうなカメラだ.が、いざ付けて構えてみると、この圧倒的な重さのレンズだと、グリップの付いていない FM2 だとカメラを落としそうになる.あと意外にファインダーが暗い事と、ピント合わせがやり辛いのも気になるが、これはカメラの所為なのかレンズの所為なのかイマイチよく分からない.私は過去に数多くのズームレンズを買っては悉く手放しているが、その最大の理由は暗さと湾曲で、どうもこの 2 点だけは勘弁ならない.ショーウィンドウの直線で湾曲を調べると、このレンズは 80mm 時には殆ど湾曲は出ないものの、200mm 時に糸巻型の湾曲が結構出ている感じだ.それにしても重くてでかい.PK マウント用のアダプターで A ポジションは使えるか聞いてみると、使えるとの事でとりあえずせっかく来た事だし買ってしまう.店内に 6 割引で新品在庫で置かれていた Pentax の A100mm/F4 マクロと フォクトレンダーの 75mm/2.5 もかなり気になっていたのだが、それらの方こそ手持ちとラインナップが重なって買っても使い道が無いので、とりあえず今日は見逃す事にする.
・帰りに新宿ヨドバシで 77mm の 390nm UV フィルターを買い、部屋に戻る.フードは何故か昔に買った Tokina ATX 80-200 用のねじ込み式のを持っていて、それがそのまま流用できるので、それを使う事にする.まずは LX に付けて部屋の中で空シャッターを切ってみるが、2.8 の明るさの割には若干ピント合わせがやり辛い感じだ.次に *istDs に付けると、何となく予感はしていたものの、A ポジションが正しく動作せずに、全く使用不可能であることが分かった.*istDs に付けてサッカーでも撮ろうと思っていたのに極めて遺憾だ.一応 MZ-3 に付けると A ポジションは動作する.中古だから止むを得まいのか、と一旦諦めたものの、ふと思い出してカスタムファンクションをみてみると、全て初期値に戻っている.この前修理に出した時にリセットされたに違いない.レンズの絞りを有効にセットするとちゃんと動いてホッとする.
・しかし、予想を遥かに上回る大きさと重さは、結構出番が限られそうな感じだ.77mm と 135mm を持っていっても、このズームの半分の重さにしかならないわけなので、少なくとも山登りに持っていくことは絶対に有りえないな.まあ旅行用でどれだけ持っていくかだな.とりあえず青春18切符の余りを今週末までに使わなきゃならないから、その時無理矢理持って行って何か撮ってみよう.それにしても今日もフジヤなんかでいろいろ見ていると、最近の一眼レフ用の標準レンズは、高級モデルと普及モデルの二極化がかなり進んでいる感じで、ボディ + 1 万円程度で付けられている重さ 200g 程度の普及レンズに対して、高級モデルは純正品で 20 万円以上、重さも 1 kg 級の超巨大レンズとなっている.それで高級モデルが生産が間に合わないくらい売れているんだから、皆さん余程金と体力があるに違いない.私の使っている Pentax の場合は、28-70/4AL を筆頭として軽量モデルの描写が良いものが多いのはありがたいが、その上のステップのレンズが次々とディスコンになってラインナップから消え去ってしまったのが痛いなー.

2006/ 1/ 9(晴)
・年末に組替えたパソコンを放置していたが、今自分で使っているメインのやつとパーツを入れ替えることにする.メインパソコンはキューブ型の小型パソコンなので、中を開けて手を突っ込んでいると、手の甲がキズだらけになってしまう.とりあえずは CPU の交換という事で、まずは居間の残骸から Mobile Athlon XP 2400+ を外し、メインパソコンの Mobile Athlon XP 1700+ と換える.速度は同じ 1.06GHz でとりあえずは使用することとするが、2 次キャッシュの量が 256KB から 512KB に増えた分だけ、ちょっとは速くなるだろう.次に HDD を換える.メインパソコンは 2.5inch の 60GB を 2 台入れて、1 台をデータ用として使っていたが、なんせスキャナでフィルムを読み込むと 1 枚 70MB、デジカメでも平均で 2 MB のファイルサイズなので、たちまちのうちに 60GB を食い潰してしまっている.パソコンの起動電圧を極端に低くすると、3.5inch HDD だと立ち上がらないので 2.5inch を使っていたのだが、背は腹に代えられないというか、コストパフォーマンスを考えて起動電圧を標準より少し低いだけにして、160GB の 3.5inch をセカンダリに付け替えることにする.データを移動すると空き容量が 1GB から 70GB に増えたので、これで暫くは安心かも.

2006/ 1/ 8(雪)
・10 時過ぎの新幹線で東京に戻る.実質的な新潟の滞在時間は少ないにも関わらず、夜遅くまで遊んでいたのでなんだか随分と長くいた気がする.今回来れなかった同僚達もいるので、雪が消えたら彼らと一緒に訪ねてみよう.ちなみに帰ってからニュースを見ると、関越道が雪崩で通行止めになっていた.JR も新幹線以外の新潟周辺の路線は全て不通になっているし、今年の冬の北日本行きはちょっと危険だな.
・新宿の中古カメラ屋のマップカメラは若干値段は高いものの、品揃えが比較的豊富なので、会社帰りに時々寄って在庫をチェックしているが、今週 Tokina AF ATX80-200/2.8 の PK マウントが 45,000 円くらいで置いてあった.この大口径望遠は以前から出物を探していたのだが、Nikon 用なんて腐るほどあるにも関わらず Pentax PK 用はナカナカ出てこない.Pentax 純正は中古でも 130,000 円くらいするので全く論外だし、どのメーカーでも新品はやたらと高く、そこまで必要としていないため、安い中古が出るのを待っていたのだが、ついにモノが出たという感じだったので、今日、新潟から東京に着いて新宿で降り、銀行へ寄ってお金を下ろしてマップカメラに行く.さて買おうと思ったら、何と売れてしまって無くなっていた.大ショックだ.TAMRON のかなり古い MF SP 80-200/2.8 は未だ置かれてあるものの、カビ付きで 6 万円の値段だと、さすがに全く買う気にならない.このレンズに限らず TAMRON の MF レンズの SP シリーズはプレミアムの付いた値段のものが多いのだがそんなに写りが良いのだろうか.80-200mm/2.8 の望遠レンズは旅行に行くときに欲しくなるレンズだから、また暫く手ごろなのが出るまで待つとしよう.

2006/ 1/ 7(雪)
・一緒に仕事をしていた後輩が亡くなってから 1 年が経ち、同僚達と新潟にお墓参りに行く事にする.当初は後輩の車で行こうとしていたが、昨晩に連絡があって都合により車が出せなくなった.というわけで急遽新幹線に変更し、12 時に東京駅に集合する.今日は大荒れの天気予報だったので、内心車で行くのは少々怖かったので、お金は掛かるけどこの変更はちょっぴり助かった感じ.しかし東京駅に着くと上越新幹線は乱れに乱れて、未だ 9 時半の新幹線が出発していない.それでもとりあえず一番最初に出る新幹線に乗ると、意外なことに自由席もさほど混んでいなかった.越後湯沢付近は期待以上の大雪で、さすが雪国という感じだったが、新潟市内はそれほどでもない.
・駅前の東横インにチェックインし、後輩の母親に連絡してタクシーで家に行き、車を出してもらって一緒にお墓参りに行く.道路の路面は圧雪でつるぴかだが、聞くと新潟市内は普段は殆ど雪は積もらず、これだけ積もったのは近年稀とのこと.雪に埋もれたお墓に行き、線香をあげてお参りをして一旦家に戻って一緒にすし屋にご飯を食べに行く.いろいろ食べてみたが、鯖がかなりの身厚でちょっと変わった締め方だった.ご飯を食べた後、お母さんの希望でスナックにカラオケに行く.私はお酒が飲めないので、普段の飲み会でも二次会は絶対に行かないし、同様の理由でスナックなんてまず行かないが、今日はとにかく盛り上げようということで、4 人の東京組でひたすら騒いで盛り上げる.
・22 時半くらいまでスナックにいたが、少し混んできたところでお母さんが次の店に行くというのでぞろぞろお供する.先ほどの店から歩いて 5 分くらいのところだが、市街から 5-6 Km は離れている住宅街で、こういう場所でスナックに来る人は、みんな 1 人でカラオケで歌うのを目当てで来ているのでやたらと上手い.ジャージに長靴という格好が多いが、いかにも雪国の町外れのスナックという感じでいい感じだ.結局 1 時過ぎまで居てお母さんも満足したのでタクシーで戻る.途中家に寄ってお土産まで頂き、我らは再びタクシーで駅前のホテルに戻る.来るまではこういう展開になるとは思っていなかったので、夜はきっとホテルで暇すぎと思い、ゲームボーイを持ってきたのに、それどころじゃなかったな.それにしてもお母さんも我らの来訪を喜んでいたようで、東京から来て良かったという感じだ.

2006/ 1/ 5(晴)
・昨日の朝にヨドバシカメラにフィルムを出すと、出来上がりは今日の夕方となっていた.正月明けとはいえ、フジのフィルム現像に 2 日掛かったのは初めての出来事だ.帰ってからネットで青春18切符のポスターを探し出し、自分の撮ったのを比べてみると、ポスターの写真は撮れそうでナカナカ撮れない事に気付く.下灘のイメージと言うと 1999 年冬号のポスターで、これはホームとベンチとその屋根を画面の下に入れ、上の 8 割くらいが空になっている縦位置の写真なのだが、私が撮った写真の場合、28mm レンズで柵の位置まで下がって撮ったにも関わらず、ホームの屋根は横位置で画面の 8 割くらいの幅を占めている.これ以上後ろに下がる事は出来ないので、このポスターの写真の通りに撮ろうとすると、超広角レンズを使わないとその構図にはならない.かつ、写真の中の屋根の位置と、その柱の角度から考えると、かなりのアオリが入っている.35mm フィルムカメラではキヤノンの 24mm レンズが最も画角の広いアオリレンズだが、24mm の画角だとあの構図は不可能だと思われる.大判カメラで 105度 という35mm 換算で 16mm レンズ相当のレンズがあるが、恐らくそれを使ってアオって撮ったのだろう.機材もさることながら、それくらいの超広角レンズだと、人間の目を完全に越えた描写をするので、事前にイメージを決め打ちして機材を選ばないとそう易々とは撮れない感じだ.まあイメージを膨らますポスターなので、実物より誇張されて写っていても良いんですが.

2006/ 1/ 3(晴)
・松山駅を 9 時発の特急に乗って内子へ行く.昨日買ったフリー切符は特急自由席に乗れるので旅程が楽だ.松山駅では鳥取駅と同じように一本のホームの前後に反対方向行きの特急列車を止めているので、危うく反対方向行きのに乗りそうになったが、行き先を確認してどうにか目的の列車に乗る.内子までは 30 分ほどだが、相変わらず四国の気動車特急の速度は恐ろしく速く感じる.内子に着いて旧町並みの方に歩いて行き、途中に案内板の出ていた内子座に入ってみる.昔からの歌舞伎場だが、舞台の上や内部にも入れてなんともいい感じだ.内子座を出て旧町並み地区に入るが、ここの家屋の特徴は、道路に面した部分に折畳式の縁側が設けられている事と、雨戸がこれまた折畳式になっている事で、こういう作りの家は他では見かけない.昔の蝋御殿を見ているうちに、いい加減列車の時刻が近づいてきたので駅に戻る.途中あちこちで愛媛のみかん類が無人販売されているが、20 個で 100 円とかだと、安いのは良いとして多すぎて持てないのが残念だ.
・伊予大洲で各駅停車に乗り換えて、境港、戦艦大和に次ぐ今回の帰省の第三の目的地である下灘に向かう.今まで列車で越えてきた川は、渇水期なのか水が枯れているのが多かったが、線路沿いの肱川は伊予長浜の河口まで真っ青な水が流れていて美しい.伊予長浜から線路は海沿いを走り、1 時間ほどで下灘に着く.1 両編成の列車から他に降りた人はいなかったが、20 分ほどして松山からの列車が到着すると、1 人旅の若者が 4-5 人降りてきた.青春18切符ポスターの撮影地として最多出場のこの駅は、次点の山陰本線鎧駅と同様に海を臨む無人駅で、周りに店も何も無いところだ.今回降りたうちの 1 人はコートを着て旅行カバンを持った若い女性で、そこにいるだけで絵になるような感じだ.1 時間ほど写真を撮ったりあちこち探検し、次の伊予市行きの列車に件の女性以外はみんな乗り込んで下灘を去る.青春18切符のポスターの構図は忘れたが、帰ってから自分の撮ったのと比べてみよう.
・松山から岡山へは指定席が取れなかったので自由席に並ぶが、普段は前 3 両が高松行き、後 5 両が岡山行きの特急いしずち・しおかぜは、この時期は全車両岡山行きとなって、高松へ行く人は途中で乗り換えることになる.帰省帰りの時期は殆どの人が大阪へ行くのだろう.自由席は新居浜辺りから通路まで人がぎっしりとなり、そのまま岡山へ到着、皆さん一斉に新幹線へ向かうため、連絡通路はラッシュ時の新宿駅並に人で溢れる.当初 10 分の乗り換え時間は充分に余裕だと思っていたが、あまりにも人が多すぎて、僅かの距離にも時間が掛かり、新幹線ホームに上がるとちょうどのぞみ 30 号が到着するところだった.殆どの人は私と同様に大阪までの 40 分を立って行くつもりらしく、空いている指定席車両のデッキ乗り込んでいる.新大阪からは指定席が取れているので、6 分の待ち合わせで東京行きののぞみ 262 号に乗り換え、後は東京まで寝て帰る.正月明けから西日本は非常に天気が良かったが、北日本は大荒れだったようで、上越新幹線も遅れていた.東京駅から中央線で新宿に向かうが、甲府行きの最終特急かいじがホームに止まっており、なんとその電車は上越新幹線と接続しているということで上越新幹線の到着を待っている.更には他の中央線快速も全部それにつられて発車できないため、寒いホーム上で延々待つ羽目に.東京発の中央線特急に鉢合わせる事自体、極めて稀な出来事だが、上越新幹線の遅れが中央線快速に波及するなんて思いもしなかったなー.今回の旅行も東京駅に着くまでは心配された雪の影響も無く順調だったのに、まさかこんなところで嵌るとは...

2006/ 1/ 2(晴)
・朝 8 時過ぎの特急いなばで岡山に出る.岡山からは山陽線の電車に乗って尾道へ.今回の帰省の目的の一つは戦艦大和の乗艦だが、今日も天気に恵まれていい感じだ.尾道駅のコインロッカーに荷物を預けると、横に居たこれまた大和を見に来たようなおじさんに大和ですかと尋ねられるので、そうですと応えると、大和の雑誌を取り出して行き方を教えてくれ、挙句の果てには大和の事なら何でも聞いて下さいと言われてしまった.かなりのマニアのようだ.昼ご飯を食べて駅前の尾道水道に出ると、今日は潮流が速くて川のように轟々と瀬戸内海は流れているが、冬のせいか水が非常に澄んでいて綺麗だ.そして目の前の向島ドックには大和が鎮座していて甲板上は人がうじゃうじゃ居る.向島への渡船はピストン輸送しているにも関わらず、大和乗艦が目的と思われる人でぎっしりで、誰も居なかったら何だか寂しいかもと思っていた予想が覆される.向島に着くと、尾道大橋を渡って直接大和の会場に車で来る人たちで、道路が延々と渋滞を起こしている.ドック内の無料シャトルバスに乗って大和の乗り場に来ると、予想すらも出来なかったくらいの人が延々と並んでいる.今日は新尾道から 15 時過ぎのバスでしまなみ海道を渡る予定で、この凄まじい行列だとあと 2 時間で大和に乗艦して新尾道まで行くのは不可能そうな感じなので、わざわざ東京から大和乗艦目的で来たにも関わらず、涙を飲んで乗艦を諦める.その辺をふらふらしていたら下船口付近に記念館とお土産屋があったので、係員に断って人の流れに逆らって下船口の方に歩いていく.資料館やお土産屋も満員だったが、どうにか中に入って一通り見て、歩いて渡船口まで戻る.戻る途中でも人の波が大挙して大和に向かっていて、一体この人気は何なんだという感じだ.きっと正月二日で暇になって天気も良いので大阪や広島辺りから押し寄せたのだろう.
・尾道駅前からバスに乗り、新尾道へ行って高速バスを待つ.バスは福山始発の全席自由席なので窓側が取れるか心配だったが、後ろが空いていたので窓側を確保できる.向島、因島と次々に橋を渡っていくが、それにしてもこの辺りの瀬戸内海の潮流の速さは殆ど川と変わらない.瀬戸内海の潮流といえば、毛利元就の厳島の戦いや、源義経の壇ノ浦の合戦などに出てくるが、場所は違えど同じ瀬戸内海だから、きっと厳島や壇ノ浦の付近もこんな感じなのだろう.海上というより川の戦いみたいな感じだったのだろう.事前に仕入れた知識だと、しまなみ海道の橋には自転車道が設けられ、レンタサイクルも充実しているようだが、さすがに真冬のこの時期には自転車の人は殆ど見かけない.けど、夏とかに走ったら気持ち良さそうな感じだ.本州から四国まで一日あれば充分に走れそうな感じだが、途中の島でキャンプして走ってみたい感じだな.
・夕方に松山に着き、駅前のビジネスホテルにチェックインした後、道後温泉に浸かりに行く.10 年ほど前に来たときよりも何だか浴場が新しくなったような気がする.その後路面電車を大街道で降りて、適当に店を探すが伊予ポジョという名前に惹かれて焼き鳥屋に入る.社長自らあちこちの客に鳥の美味さを説いて廻っているが、確かに非常に美味かった.ポジョというのはスペイン語の Pollo の事らしいが、ポーリョやポージョじゃなくてポジョと言ってしまうと全然語感が違うな.メニューを見ていたら東京にも一軒、立川に店を出しているようなので、帰ったら今度行ってみよう.

2006/ 1/ 1(晴)
・正月は朝から夜まで快晴で、ポカポカ陽気の一日だった.神社に初詣に行ってあとは家でゴロゴロしている.まあ正月だから寝てても良いかな.




2006/ 1/ 1 - 2006/ 1/31

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