2006/ 9/ 1 - 30




2006/ 9/30(晴)
・今日は気合を入れて 5 時半に起きたが、寝ぼけてフラフラしているうちに予定の電車に乗れず、結局青空フリー切符を買って 9 時前の高蔵寺行きの電車に乗る.高蔵寺から中津川行きの快速電車に乗り換えるが、高蔵寺までは濃尾平野が続いていたものの、隣の駅からはいきなり渓谷の中になってしまって、一気に遠く来たような錯覚に陥る.3 駅で多治見に着くが、ここは盆地の街になっていて、京都から保津峡の渓谷を抜けて亀岡盆地に出たのと同じような感じだ.多治見から乗った 10 両編成の快速は、ハイキングの格好の結構の人が乗っていて中津川からの短い編成の電車は爆混雑かと思ったが、綺麗に多治見で降りて行ってくれた.どうやら今日のさわやかウォーキングは多治見で行われるらしい.明日が南木曽である事を知っていたので、いくら臨時列車が増発されるといっても爆混雑するのは目に見えていたので、それを避けて今日出掛けたのだが、一瞬ちょっと焦ってしまったな.
・中津川からは松本行きの電車に乗り換えるが、2 両のワンマンかと思ったら 3 両編成だったので、ちょうどボックス席を各自で占拠できる状態だった.11:40 頃に薮原に到着する.意外にも他に人は降りず、晴天下の無人駅でぽつんと一人残される.駅を出て案内板をみながら藪原宿を歩くが、ここはそんなにも江戸時代の面影は残っていない.鳥居峠への矢印に従って坂を登っていき、途中で車道から分かれて石畳の中仙道に入る.
・事前調査では 8Km 程度の道のりで、ちょっと歩き甲斐があるかと思ったが、思ったよりも距離は短い感じで奈良井宿までは 6Km 程のようだ.この季節はハイキングの人は多いかと思ったが、見事なまでに人に会わない.今年は熊が多いという事で、やたらと新しい注意書きの案内板が出ており、また何箇所か熊よけの鐘が吊ってあるのだが、こういう山道を一人っきりで歩くのも爽やかというより結構怖いな.鳥居峠に着いたところで、反対側から歩いてきたおじさんと出会って少し話しをするが、中仙道を全線踏破している最中だそうで恐れ入る.ちなみに今朝歩き始めた奈良井宿は観光客が多いらしい.
・この峠越えの道は、途中何箇所かで水が湧いてて喉を潤しながら歩けるし、登山ではなくて江戸時代の主要道の一つという事で、そんなにハードでもなく家族連れでも手軽に来れそうな感じの道だ.途中おにぎりを食べたり休憩したり写真も結構撮りながらゆっくり歩いてきたが、薮原から歩き始めて 2 時間ほどで奈良井宿に着いてしまった.奈良井宿の車道に下りた途端に、なにやら観光客が大勢いてちょっと場違いな感じだが、駅はこの宿場町を突っ切った 800m 先なので観光客に混ざって宿場町を歩く.ちなみに国道 19 号は川向を走っているので、この宿場町の通りは地元の軽自動車くらいしか通らない.中仙道では馬篭宿や特に妻籠宿に昔の町並みがそのまま残っているのは、何回か行って知っていたが、奈良井宿も妻籠宿に匹敵する規模の町並みが残っていて、観光バスが連なり中心部は観光客で溢れているのにかなり驚いてしまった.知らなかったのは自分だけで、実はかなり有名な観光地なのだろう.大型カメラに三脚を据えたおじさんおばさんたちもやたらと多いし、さすがにこれだけ人が多いとちょっと風情が無いという感じだが、なんとなく釣られて木曽檜のお店に入って椀と箸を買ってしまう.先ほどの藪原宿は櫛が有名で、確かに店はあったものの誰も人がいないから、真っ直ぐ素通しで来てしまったが、人が買ってるのをみると、ついつい何か買っちゃうなー.
・帰りは 2 両のワンマン電車で、行きよりは混んではいたものの、窓側に座れたのでうつらうつら寝ながら帰る.今日は PHS を持っていってたのだが、中津川を過ぎると木曽福島の町外れで 1 箇所使える他は、完全に圏外状態だった.PHS のアンテナ設置費用なんて安いんだろうから、せめて観光地くらいはアンテナ立てて呉れって感じ.

2006/ 9/29(晴)
・2 週間ほど前に PENTAX から新デジタル一眼レフ K-10D の発表があった.7 月発売の K-100D の上位モデルということで、ナカナカ魅力的だがこれの画質が良いようだと、何だか自分もこれを買って完全にデジタル移行してしまいそうだ.K-100D はペンタミラーが採用されたという事で、今持っている istDs から買い換えるほどでは無かったが、手ぶれ補正というのはかなり魅力に感じていた.そもそもデジカメは撮影途中で ISO 感度を変えられるという点で、フィルムカメラよりも絶対的なアドバンテージを感じていたのだが、手ぶれ補正が付くと、光量の少ない条件下での撮影が非常に楽になる.K-100D ではペンタミラーにグレードダウンしたため見送ったが K-10D はペンタプリズムが採用されたので、この点の劣位が無くなった.更に今でも山登りなどにはフィルム一眼レフの PENTAX LX を持っていく最大唯一の理由が耐水機能だが、今度の K-10D で防塵防滴機能が付くらしいので、これで自分的には LX に機能が並んだという感じだ.この耐水性という機能は要らない人にとっては、全く無意味な機能だが、私のように水中カメラ 2 台を含めてコンパクトカメラ 5 台全て浸水で壊したり、或いは山登りの度にカメラがびしょびしょ或いは泥んこになってしまっているのをみると、他が無くてもこれだけは絶対に付いていて欲しい機能の一つだ.山に登るときは montbell の防水カメラケースに入れたりもするのだが、経験上特にテント泊ではカメラがずぶ濡れになるのは殆ど避けられない.経験上、LX のように防水が無いとしても、フィルムカメラの場合には MF で機械式シャッターのカメラだと、例え濡れても経験上即死はせずに、行程中はどうにか動いてくれるものだが、デジカメは水にやられると一発で修理不能の即死になる可能性が高いため、どうも持っていくのをためらっていたのだが、今度出る K-10D ではいよいよその欠点が克服されているようなので、どんなもんだか楽しみだ.どうせ冬のボーナスまでは買えないだろうから、それまでネットで他の人のインプレなどを参考にさせてもらおう.
・気候も随分と過ごしやすくなり、明日はちょっとハイキングにでも出かけるつもりだが、何となくフィルムカメラの出番も今後どんどん少なくなりそうなので、明日は PENTAX LX にフィルムを入れて昔の街道と宿場町でも歩いてこよう.それにしても名古屋では何処にフィルムを現像に出すと安心できるのかな.それもちょっと調べないと.

2006/ 9/28(晴)
・今日で名鉄乗りまくりも終了で、いい加減疲れてきたが、今日は今まで三日間と違って海の方の路線に乗り、昼食時に浜に出てちょっとは気分転換ができた.田舎の末端の路線だと、さすがに本数が少なくなって、電車の時刻を気にしながら行動しなければならないのだが、名鉄の謎ダイヤはナカナカ不思議な運行をみせている.名鉄には特別車両を使った快速特急と特急があり、転換クロスシートの自由席に乗る場合は特急料金は不要なのだが、リクライニングシートの指定席が付いている車両があって、それに乗るには指定席料の¥350 が必要になる.今回の仕事では都合によりそれら指定席に乗ることは禁止されているのだが、私に限らず殆ど誰も乗っていない.それだけならまだしも、空港線と名古屋本線以外の路線では、特急は全席指定席の編成となっていて、1 時間に 4 本しか電車が無いようなローカル線でも、そのうちの 1 本がこの全席指定の特急となっている.関東では JR の主要路線の普通電車には 2 階建てグリーン車が 2 両繋がっており、見ていると昼も夜も 1,000 円以上のグリーン券を買って乗っている人が結構いるし、有料特急の小田急ロマンスカーも何も箱根までではなく、途中まで乗る人も非常に多いのだが、関東と東海の所得の差なのか、それともお金の価値観の違いなのか知らないが、名鉄特急は空港線と本線のラッシュ時以外は見事なまでに全車無人で走りまわっている.田舎の路線では 1 時間に 4 本といっても均等に走っているわけではないので、1 本逃すとこの特急が邪魔をして 40 分くらい待たされる場合も有り、ちょっと敵わないという感じ.それにしても見事なまでに無人の全席指定特急を田舎路線に早朝から深夜まで隙間無くガンガン走りまわさせるってのも如何なものかと思われる.名古屋近辺の人が 350 円を払って楽に座れる選択を絶対にしない事は、1 日電車を眺めれば幼稚園児でも指摘できそうな事だと思われるし、利用客にとっては使えない電車がダイヤの 1 本を食って実質 1 本電車が少ないのと同じだし、会社にとっても人件費も電気代も掛かるわけだから、誰にとっても良い事は無いような気がする.名鉄が関東にあれば利用客からも好評で売上も大幅アップということになるだろうが、この近辺じゃ絶対その商売ダメっていう見本のような感じ.

2006/ 9/26(雨)
・昨日、今日、明日、明後日とやたらと名鉄電車に乗ることになった。最初は名古屋駅で行き先がさっぱり分からずに難儀したが、本社の人たちと一緒にやった夜の飲み会などで会社の人たちからいろいろ聞いて、この名鉄の謎というのが解けてきた。名鉄は日本で 2 番目に路線の長い私鉄であるにも関わらず、名古屋の西の枇杷島と東の神宮前でメインの支線が合流し、更に名古屋駅には交換施設も無く対面ホームがあるだけなので、極論すれば全部の支線が神宮前−名古屋−枇杷島間に集中する。普通なら支線の路線は分岐駅が始発になっていたり、或いはターミナルが始発になるものだが、名鉄では支線を悉く名古屋を経由させ、更に名古屋に折り返し設備が無いため、名古屋駅にはありとあらゆる行き先の電車が通ることになっている。特急の岐阜発豊橋行きくらいしか、まともに本線を通る電車は無く、殆どが西の支線から東の支線行き或いはその逆なので、行き先が想像を絶する地名ばかりとなっている。更に分割併結やスイッチバックも何度も行われており、初めての人には自分の行きたい所へは、一体何処行きの電車に乗れば良いのかさっぱり分からない。例えば山奥の中仙道御嵩宿の御嶽駅発の電車の行き先は、折り返し駅の新可児でも犬山でも名古屋でもなく、知多半島の内海行きとか中部国際空港行きとか常滑行きとなっていて、あれは東海地方の地理に相当詳しくないと、行き先の駅が何処にあるか分からないだろう。私が最初に営業で客先に行った帰りに乗った知多半島の半田でも、そこを走る電車の行き先なんて佐屋行きとなっており、後で地図でその場所を探すのにえらく苦労した。また、それら得体の知れない支線からの電車は名古屋を通って得体の知れない支線に行くので、それらが被る名古屋駅や栄生駅では、昼間の最も電車の少ない時間帯でも、まるでラッシュ時の山手線並みの 2 分間隔で次から次へと違う行き先の電車がやってくる。しかも電車の種類も全車指定の快速特急、特急、一部指定の快速特急、特急、そして快速急行、急行、準急、更に最初は準急で途中から急行などと、むやみやたらと多く存在するので、混乱にますます拍車をかけているような感じだ。
・田舎の路線では当然ながら、私の見たところどうやら幹線にも無人駅や 2 両分しかホームの無い駅などもあって、かなりの数の駅舎に侘び寂びや郷愁を感じさせるような建物が残っている。更にはそれら外見だけでなく、中身もレトロな部分がかなり多そうで、IT 化やコンピュータ制御化などは無理な感じがしないでもない。先ほど書いたように名古屋駅には遥か奥地の末端から分割併結を繰り返した電車が通過し、その先の奥地へ分割併結しながら行くわけだが、これだけ複雑な路線の全てを無理矢理全部名古屋を通過させる車両運行をすると、末端のほんの些細な事故や遅れが、全路線に影響するのは極めて明らかな状態であり、これはあくまで聞いた話であるが、そうなると何処から来るどの電車が次に名古屋駅に来るのか把握できなくなるため、名古屋駅の西と東の駅に見張りを立てて、名古屋駅では見張り役からの連絡を受けてプラットホームの行先表示を出すらしい。というか私も 2 日間仕事でその辺りを注視していたが、確かに神宮前と枇杷島間をコンピュータ制御で行う事は、例え宇宙衛星用の高性能コンピュータであっても不可能であり、現状行っているように神の域に達した熟練者のみが解決可能な作業であると思われる。神宮前はまだ立体分岐だが、枇杷島は平面分岐となっていて、あれだけの量の電車がお互いの線路の上を跨いで通っていながら、衝突事故が起きないのが奇跡のような感じだ。明日もまた一日中乗ることになるのだが、名鉄もナカナカ奥が深いという感じだ。

2006/ 9/24(晴)
・朝、一旦 6 時過ぎに目が覚めるが、うとうとしているうちに 8 時半になってしまった.今日は昨日買った切符を使って中山道の奈良井宿から藪原宿あたりを歩いてみようかと思っていたのだが、こう寝坊したとあってはちょっと無理っぽい.作戦を変更して三重のあたりに行ってみる事にする.とりあえずは時刻表を調べ、大曽根 9 時 40 分発名古屋行きに乗り、名古屋から 10 時 10 分発の関西本線亀山行きに乗ることにする.
・関西本線は大阪から奈良県の加茂までと、名古屋から亀山までは電化されているが、加茂と亀山間は非電化のローカル線となっている.名古屋から亀山行きは 2 両編成の電車で、桑名からまでは立っていたものの、桑名からは座っていけた.亀山で紀勢本線に乗り換えて松阪まで行くが、亀山からは 1 両のディーゼルカーとなる.ワンマン列車なので整理券で車内で精算を行うのだが、何処かの駅に着いたときに降りるオバサンが一万円札しか持ってなくて、運転手が車内を回って両替をし、おかげで列車は 5 分ほど遅れる.ディーゼルカーは 1 両だけであるものの、結構パワーはあるようで、そこからやたらと飛ばしまくって松坂まで行く.今日は半田の彼岸花は未だ早いと判断してこちらへ来たのだが、車窓からは田んぼのあぜ道や川岸に真っ赤な彼岸花がずっと咲いており、ちょっと判断をミスったかなという感じ.
・松阪で降りて駅前を少し探検し、適当な食堂に入って昼ご飯を食べる.松阪駅に戻って名松線を待つ.名古屋から鳥羽まで JR は快速みえという新型気動車を 1 時間毎に走らせて、かつ 3-4 割引の回数券を発行しているため、2 両編成の快速みえだけはやたらと混んでいるものの、その他は 1 両の列車が 1-2 時間に 1 本だけで、関西本線とか紀勢本線とか名前は立派な割には、実態は単なるローカル線となっている.松阪駅は近鉄と駅がくっついているが、近鉄は鳥羽や賢島からやってくる 6-8 両のリゾート特急が 10 分おきに名古屋や大阪に出ており、やはり 6-8 両の急行電車も 10 分間隔位で走っていて、利便度とやる気に関しては JR は全く存在価値が無い.ちなみに非電化の紀勢本線は当然のこと、一部電化の関西本線も名古屋を出た瞬間から全て単線となっており、やたらと行き違いの停車が多い.名松線は紀勢本線と同じ 1 両のディーゼルカーで、途中唯一すれ違いの出来る家城までは普通に走っていたものの、そこからは渓谷沿いとなって、まるで自転車並みの速度で極めてゆっくりと走る.終点の伊勢奥津で折り返すが、そこまで乗っていたのは私と、オバサン 2 人組だけで、どうやら彼女達も似たような暇人だったらしく、一緒に同じ列車で松阪まで折り返していた.伊勢奥津では駅前に商店の 1 件も無く、打ち止めの線路の横には遥か昔を偲ぶ蒸気機関車の給水塔が錆び付いて建っており、今まで通ってきた駅同様に時間の止まったような場所だ.30 分ほど時間があるので、近所をふらふら探検する.
・松阪まで戻ってあとは名古屋に帰るだけだが、快速みえはネット上の情報でも、私の何回かの観察結果でも、とにかくやたらと混んでいるので、時刻表を調べて一駅鳥羽の方の多気駅まで行って、そこから乗ることにする.本当は伊勢市や終点鳥羽まで行けばよいのだが、伊勢神宮や鳥羽は次回の楽しみに取っておこう.多気は紀伊半島を周って天王寺まで行く紀勢本線と鳥羽までの参宮線の分岐駅で、時刻表の上では特急も止まる大きな駅だが、実際には単に分岐させる地理的要因でそこに駅が出来てしまったような感じの、田んぼの中の駅前に商店が漸く 1 件だけある鄙びた田舎だった.駅に止まる直前に田んぼにたくさんの彼岸花が咲いているのが確認されたので、駅から降りて直ぐに田んぼの方に行ってみる.車窓から眺めたときよりも多くの彼岸花があちこちに群生しており、藁を焼く煙が煙いものの、夕暮れの彼岸花はナカナカいい感じだ.40 分ほど歩き回って撮って、駅に戻って快速みえに乗る.多気から乗ったのは 3 人だけだったものの、日曜夕方の名古屋に戻る列車という事で、漸く 1 つだけ空いていた席に座り、ぼけっと外を眺めるが、昼間は雲が若干多かったものの、夕方になって澄み渡ってきて夕焼けがとても綺麗だ.19 時半頃に大曽根に戻って晩御飯を買って帰る.

2006/ 9/23(晴)
・冷蔵庫を買った際に、無理矢理配達伝票にできれば午前中希望と書かせたのだが、早速朝 8 時頃に電話があって、30 分後には冷蔵庫が届いた.どう考えても配達出来る出来ないはおいといても、希望くらい書いたほうが宅配屋もプラン組みやすいだろうに.今回 40L くらいの冷蔵庫を選ぶ際に、近くのショッピングセンター内の EIDEN では大宇のが 15,000 円で、AEON では HAIER が 9,800 円だったのだが、もはやこのサイズの安いやつは、余程大きな量販家電に行かないと日本のメーカーのは置いていないのかもしれない.最近良くある東横インのような感じのホテルでは、電気製品は全て中国か韓国メーカーの者ばかりだということに気付いていたが、まさか自分も中国メーカーの冷蔵庫を買うことになるとは思わなかったな.さっそくフィルムなどを入れるが、フィルムを入れた時点で電池を入れるスペースが無くなる.そもそもこの 40L というのは何処を測ってこの容量なのか謎だ.私が学校で習った頃には、1L は 10cm x 10cm x 10cm の体積だった筈で、それだと大体 30cm x 30cm x 40cm くらいが 40L 近辺になると思われるのだが、この冷蔵庫はどう眺めてもそれの 1/3 くらいの容量しかなさそうな感じがする.
・昼に AEON へ行って、中の自転車屋で自転車を買う.私もブラジルに行く前にはマウンテンバイクに乗っていて、テントを積んで四万十川や明日香などへ行ったりしてたのだが、帰国してからは折畳み自転車になり、それも今回の引越しで捨ててきて、今度はついに前籠付きのママチャリになってしまった.一応 6 段変速付きだがスタイルの老化は否めないところだ.行く前にアパートの自転車置き場を見ると、みんな銀色だったので、とりあえずそれらと区別しやすいように紺色のにする.買ってから気付いたが、前の車軸部に発電機が内蔵されており、外の明るさに応じて前照灯が自動点灯するらしい.ということは昼間でも発電機を回しているということで、何だか無駄な感じ.それに別に自動車と違って電池を内蔵している訳でもないのだから、自動点灯なんて無駄のような気もする.まあいいか.
・夕方にデジカメを持って、早速自転車で近くの矢田川に行ってみる.地図で見ると両岸が緑地帯となっているが、散歩道も付いていてナカナカ走りやすくいい感じだ.前に今池の連中と飲みに行った際に、関西出身の皆が名古屋の人間はバーベーキューをやらないと不思議がっていたが、今日もこういう河原だと東京の場合には必ず若者達が煙を上げているものだが、そういう姿は全く見られずちょっと不思議な気がする.何だかんだで写真を 50 枚位撮って帰る.
・アパートに自転車を置いて、そのまま歩いて駅に行き、明日の日付の青空フリーパスを買う.JR 東日本では年間を通じてさわやかハイキングが企画されているが、JR 東海でも 9 月から 12 月の期間でさわやかハイキングが行われているようで、毎朝夕電車の中でそれのお知らせを放送しており、この週末は今日が彦根と秘境の田本、明日は半田の彼岸花がそのコースとなっている.毎日放送を聞きながら週末は半田に行ってみようかと思っていたが、今日の矢田川の彼岸花を見ると、あとちょうど一週間後くらいが見頃だと思われる.というわけで半田は行かないが、それらを調べていた際に、東京で言うところのホリデー切符に相当する青空フリーパスというのが発見された.料金は 2,500 円でホリデー切符よりは若干高めだが、南は鳥羽から北は下呂、木曽平沢、飯田とやたらと広大なエリアがフリー区間となっている.飯田なんて往復 2,500 円で行けるのは良いが、日帰り可能なのかと思ってしまうくらいだ.JR 東日本は主要路線にはグリーン車が付いているものの、一般車両はロングシートばかりだが、JR 東海は観察したところ、快速クラスの電車は殆ど全て新型の転換クロスシートの車両なので快適度合いが全然良さそうな感じだ.明日は山間部に行っても紅葉には未だ早い感じなので、それらは来月にとって置いて町並みをフラフラ出来そうな場所に行ってみよう.

2006/ 9/20(晴)
・会社帰りに AEON の名古屋ドーム店に寄って冷蔵庫を買う。もう一軒のショッピングセンターと比べて 5,000 円ほど安かったので、こちらまで来て買ったのだが、その際にレジのお兄さんが本体のみの価格で言ってきたので、配送もお願いすると、これを配送するんですか、と驚いて聞き返してきた。名古屋の人間はあの大きくて重さも 20Kg を超える冷蔵庫を手で持ち帰るのが普通なのかと逆にこちらの方が驚いてしまった。まさか全家庭ににリヤカーが標準装備されているわけでもあるまい。配達の日と時間帯を調べると、平日は午前、午後、夕方 6 時までの 3 つの時間帯を指定、土曜は時刻指定できずで、とても日本最大の流通グループのサービスとは思えない。ゴミの件もそうだったが、本当に名古屋には無職の人間しか住んでいないのかと突っ込みたくなる感じだ。ちなみに多摩に住んでいたときには、ヤマトなどの宅急便は深夜零時まで、郵便でも 20 時まで時刻指定できたが、AEON は一体どこの配送業者を使っているのだろう。
・ネットに繋げない環境もさびしいものがあるので、高速常時接続をいろいろ調べてみる。住んでいるアパートには全戸 CATV が引かれている事がスターキャットの HP を見て判明したので、スターキャットの CATV を契約することにする。HP の申し込みのページからいろいろ記入していくと、資料送付希望とか訪問説明希望とかあったが、契約に関するところは、契約のために訪問希望しかチェックボックスが無い。既に建物の配線が出来ている以上、Web 上なり、最悪でも郵送で契約して、後は宅内機器を送りつけてセンター側で設定すればいいような気もするが、工事どころか高々契約ごときでも人が来るのを待たなきゃならんのかという感じだ。CATV なんて地域独占企業なんだから、別に全ての客に濃密なサービスをしなくても良いと思うのだが。それよりも工事が最短 3 週間先というのを先に改善してもらいたい気がする。訪問契約に人を取られすぎなんじゃなかろうか。

2006/ 9/19(晴)
・どうやら IT 関係の資格をいくつか取らなければいけないという話になり、昼休みと会社帰りに今池や千種の本屋を覗いてみる。が、全然その手の本が置いていないので、ネットで名古屋の大規模な本屋を探したところ、名古屋には専門書が置いてある大規模な本屋が無いので、本は大阪か東京に買いに行きましょう、勉強のために時間と金を惜しむな等と書かれ、大阪や東京へ安く本を買いに行ける方法が書いてあるページを見つけて暗然とする。新宿には国内でも有数の大きさの紀伊国屋が南口と新南口にあり、IT 関係ならヨドバシカメラ本店が極めて充実していて、非常に良い環境だったが、そういうところと比べなくても、聖蹟桜ヶ丘にでさえどう考えても過当競争な大規模な本屋が 3 件ビル内にあったので、欲しい本が手に入らないという状況はまず考えられなかったが、これはちょっと厄介だ。そこそこ大きいのが名古屋駅前付近に何件かあるらしいので、とりあえずは今度の週末あたりにその辺りを探検して探すだけ探してみよう。

2006/ 9/18(雨)
・朝 5 時半に岐阜に到着すると、バスの屋根がうるさいくらいの激しい雨が降っている。とりあえず飛び出して JR の岐阜駅へ向かう。JR の運賃を見ると、名鉄との競合区間の名古屋までは安いのに、そこから 1 駅ごとに運賃が跳ね上がっていって、大曽根までだと名古屋までの倍以上の運賃となっている。どう考えても名古屋で一回降りて切符を買い直したほうが安いが、眠いし面倒くさいので大曽根までの切符を買い、名古屋で中央線に乗り換えて大曽根に行く。
・部屋の中で呆けて待っていたら、予定よりも 30 分ほど早く 10 時半に荷物が到着した。あいてるところにダンボールを積んでもらったが、あんなに広々としていた部屋から、あっというまに空間が無くなってしまった。恐らく持っている荷物の 4/5 以上は普段使わないというか、例えなくなっても困らないものなんだろうな。何だかいろいろ捨てたいが、ごみ収集マニュアルを読んで、更に私が観察する限り、十以上に細分化されたゴミのうち、生ゴミと空き缶プラスチック以外は、収集に来なさそうな感じだ。東京でもゴミはかなり分別されていたが、それでも有料粗大ゴミ以外は収集に来たので、収集日さえ守っていればどうにか捨てることはできたが、名古屋ではマニュアルに書かれたルールを遵守しようとしたら、紙類や不燃物、布類を捨てようと思ったら、平日に会社を休んでタクシーにゴミを積んで、指定された場所まで自力で運ばなければならないわけだが、これはマジかと思ってしまう。市役所に勤める理想の熱にうなされた環境オタがこういうルールを決めたと思われるが、そもそも名古屋市には無職の人間しか住んでいないのか。

2006/ 9/17(雨)
・昨日引越し屋から電話が来なかったので、今朝電話してみると、16 時頃に来るらしい。午前中で荷物を片付けて待っていると、台風 13 号の接近に伴い雨が激しくなってきた。引越しの日に雨が降るってもの最悪だな。時間通りに引越し屋さんがやってきたので荷物を出し、夜になってバスに乗りに新宿へ向かう。昨日は中央道で派手な多重事故があったみたいだが、引越し屋もバスもあまり影響無く運行されるようだ。小田急ハルク前から岐阜行きのバスに乗る。

2006/ 9/16(晴)
・ダイソーやユニクロに行って、必要そうなものをいろいろと買ってくる。ネットで見るとダイソーは当然名古屋にもあるのだが、どうも近くに無さそうな感じだ。ダイソーのよりところは生活消耗品の品揃えが良い事で、ここに行けばたいてい揃っていることと、やはり 100 円というのは安く、身の回りの細々としたものを一気に買うと、スーパーで買うのと数千円の差が出てきてしまうので、ダイソーで売っているものをスーパーで買うのは馬鹿らしくなってしまう。まあ名古屋はゴミの分別方法と収集方法が極めて謎なので、あまりゴミの出ないように、包装は予め捨ててダンボールに詰めておく。

2006/ 9/15(曇)
・荷物の引越しは明後日の日曜の夕方に東京搬出で、名古屋搬入は月曜の午前中なので、その間に東京から名古屋に移動すべく、夜行高速バスの切符を買いに行く.最初に京王名鉄のバスターミナルに行くが、全便売り切れ、2-3 日前にネットで見た時には余裕で全部空いてたのに一気に埋まってしまったな.JR の新宿駅のみどりも窓口で買おうと思い、南口に行くが、あまりに人が多すぎて、近寄る事すら出来ない.以前から金曜の夕方はこうだったのか、それとも甲州街道工事の関係でそうなのかはよく知らないが、東京人が多すぎって感じ.大人しく新南口の JR 新宿バスセンターに行って自動券売機で探すも新宿便も東京便もやはり全席売り切れ.唸っていたら係員が来て、マルスで別枠があるので窓口に並んでくださいと言う.良く分からないがそれって指定席券発行システムの根幹に関わる貴重な情報のような気がする.しかしマルスで叩いてもやはり全便全席埋まっていて今回はこの情報は役に立たない.帰ってから高速バス関係のページを調べまくっていたら、どうやら小田急バスの岐阜行きに空き席がありそうだ.コンビニ発券ができないようなので、明日新宿に買いに行くか.

2006/ 9/14(雨)
・今日の研修が終わったところで、7 月までよく一緒の仕事をやっていた何人かと飲みに行く.彼らも今期の異動組みだが、私以外はみんな本社に残ったので、半分送別会のようなノリだった.一緒に仕事をしていた時には部署が異なっていたので、結構激しくやりあった事もあったのだが、だから尚更こういう時にはいい感じだった.

2006/ 9/13(雨)
・今日の午後から金曜までの 3 日間、東京で配転者研修なので朝ののぞみに乗って東京へ行く.一昨日までやたらと暑かったのに、昨日くらいから雨で結構肌寒い.私はまだ荷物の引越しをしていないので、寝袋生活をしているのだが、一昨日に下着一枚で寝袋からはみ出て床でころころ寝てたらすっかり風邪を引いてしまい、今日なんかは鼻水が止まらない.
・研修が終わって聖蹟桜ヶ丘のマンションに戻るが、途中新宿で降りて夏に買った東京から越後湯沢までのビ券を売ってくる.これは谷川岳に行く前に買っておいたものだが、大雨で予定が狂いまくって結局使わなかったもので、有効期限があと 1 ヶ月しか残っていない.ビ券屋の人も有効期限を見てえらく眉をしかめていたが、結局 4 千円強で引き取ってくれた.この店で買ったときには 6 千円強で買ったので、結構損はしているが、引き取ってくれなかったら丸損だったので、まあ良しとしよう.

2006/ 9/12(雨)
・私の働いているビルは上から下まで全てうちの会社が入っているが、なんせ営業関連部署ばかりなので、唯の一人も知っている人がいない.10 分ほど歩いたところにもう一つビルがあり、そちらでは以前一緒に働いていたメンバーがいるので、彼らと飲み会を行った.昔に大阪の千里中央で一緒だったメンバーが 6 人集まって出かけたが、最初は名古屋名物の手羽先を食べに行こうと言っていたのに、一人が鶏は絶対に食えないと言い出しのたで、やむを得ず普通の鉄板焼きの店に入る.18 時から始めて 23 時頃までグダグダしゃべって帰るが、まあ近くに知合いがいるという事は結構心強いものだと実感.ちょこちょと誘って飲みに行こう.

2006/ 9/11(晴)
・朝 6 時半頃に物音で目が覚める。何事かと思ったら今日は資源ゴミの回収日で、収集場所でなにやらガチャガチャやっている。不動産屋から名古屋はゴミの分別が厳しいと言われていたが、確かに貰った分別方法の紙を見ると、何と 12 種類にも細かく細分化する必要があり、紙パックやペットボトルは収集に来ないから、店に持っていかないといけないとか、ダンボールも収集来ないからゴミステーションに持っていかないといけないなどなど。そもそも燃えるゴミが生ゴミとティッシュくらいしか受け付けてなくて、それ以外は細かく分別して資源ゴミに出す必要があるらしい。今日はその資源ゴミの日ということで、町内会の有志か当番か知らないが、おばさんおじさんが 5-6 人で大量に積まれたゴミ袋を片っ端から開けて、再分別にいそしんでいて、7 時半頃には作業が終了したらしく、揃って資源ゴミの前に仁王立ちしている。とてもじゃないが恐ろしくてゴミ出しに行けない雰囲気なので、今日はとりあえずそのまま部屋に溜めておく。今日はまだ移ってから 2 日なので大してゴミも無いが、来週は引越し荷物を開けたゴミが大量に出るはずだから、今から考えただけで気が重くなる。リサイクルが大切なのは良くわかるが、人間相手に細かすぎるような気もするな。名古屋も随分と極端に走っているという感じ。
・今日からは中央線の大曽根駅から JR で通うが、さすがに東京とは違って混んでいると言っても高がしれる。余程事故などが無い限りは汗だくになりながら背骨が折れそうなのを 1 時間耐えるという状態にはなりそうにない感じだ。通勤状況だけ考えると天国のような感じだな。

2006/ 9/10(晴)
・青春18切符が一枚残っているので、出かけることにする。とりあえず適当に物色して天竜浜名湖鉄道に乗ることにする。部屋を出て駅のロッテリアで朝食を食べるが、バイトのお姉さんは今日が初日だったのか手際が悪く、何だか大混乱状態となっていた。私も値段とおつりと注文を間違えられ、皆さんと同じ目に遭ってしまう。
・大曽根から中央線で名古屋に出て、浜松行きの特別快速に乗る。ちなみに東海道線は特別快速、新快速、快速の 3 種類が走っているが、停車駅はほとんど変わらず、何故にこんなに細分化しているか謎だ。名古屋駅では随分と並んでいたが、大垣から来た電車の乗客はどうせ殆ど降りるだろうと高を括っていたら、殆ど降りずにいきなりぎゅうぎゅう詰め状態で発車する。途中降りる人も少しはいるものの、殆ど減らずに満員のまま快速区間の終了する豊橋まで行ってしまう。あまり外を眺める余裕はなかったが、蒲郡の駅から海が見渡せたのがなんとなく印象的だった。
・豊橋から各停に変わるが相変わらず満員のまま、結局 1 時間半満員電車で立って浜松まで来てしまい、結構へたれる。浜松から熱海行きが接続していたが、これまた超満員だったので、諦めてやり過ごすことにする。今日は西日本で列車が遅れていたようで、ブルートレインのはやぶさが 4 時間遅れで浜松に入ってきた。その後に各停の静岡行きが来たが、一本やり過ごしたのが正解だったようでガラガラだった。
・掛川で降りて天竜浜名湖鉄道の駅舎に行く。掛川という名を最近聞いた気がして、よくよく思い出してみると、今年の GW に高知に行ったときに功名が辻のイベントをやっていたんだ。山内一豊は関が原以前は掛川城主で、掛川衆と呼ばれるその時の家臣団を根こそぎ高知に引き連れて移り、300 年の圧政を敷いたんだったな。後は長浜に行けば足跡はほぼ辿った事になるのかな。
・天竜浜名湖鉄道で、どこまで行くか決めていなかったが、とりあえずほぼ中間の天竜二俣まで切符を買う。一両編成のディーゼル車だが、新しくて綺麗な車両だ。客は座席の半分くらいで、地元の人よりも観光客のほうが多い感じだ。隣に座ってきた夫婦の持っている切符をみると、一日乗車券で 1,200 円となっていて、ガイドマップも付いている。げげっ、そんなものが売っていたのかという感じだ。私はまともに切符を買っているので、おそらく 1,700 円くらい払う筈だ。失敗したなー。
・この鉄道は戦争中に東海道線が艦砲射撃を受けた際のバイパス用として建設されて、JR の路線だったのを第三セクター化したものだが、東海道線と違ってやたらと駅が多く、こまめに止まっていく。一時間ほどで天竜二俣に着き、とりあえずは降りるが鄙びてのんびりしたところだ。ここから天竜川下りに行けるらしく、観光案内所などもあり川下りの切符を買っている人もいる。ここから週末にはトロッコ列車も出ているが、駅内にも手動トロッコ列車が置いてあって乗って遊べるようになっている。駅前のコンビニで昼ごはんを買って駅前のベンチで食べ、次の列車で新所原へ向かう。昔の風景を売り物にして、鄙びたところを走る割には、結構本数も多く、車体も新しいものばかりで、JR ローカル線によくあるように一本逃すと数時間待つなんて事がないのが救いだ。天竜二俣駅内にはぼろぼろのディーゼルカーと寝台列車の車両が置いてあって、復元ボランティア募集の張り紙が窓に貼ってあった。
・来るときも浜名湖までは雲が多く、浜名湖を過ぎると秋晴れとなっていたが、帰りもまったく同様で、挙句の果てに名古屋に近づいてきたら大雨が振り出してきた。帰りは浜松から快速に慎重に並んだので、座れて帰れてほっとする。転勤直後は入用が多くお金があっという間に無くなるので、名古屋で一旦降りてキャッシュディスペンサーを探してお金を下ろす。大曽根駅は JR、地下鉄、名鉄、そしてクリチバシステムそっくりの新交通システムの乗換駅になっている割には、駅周辺何処を探しても銀行や CD 機を発見できなかったので、今日は最初から名古屋でお金を下ろす予定だったが、何だか今月の給料は瞬間で吹き飛んだ感じだな。名古屋駅のホームで汗だくになってきしめんを食べ、中央線快速に乗って大曽根に戻る。それに今日の天竜浜名湖鉄道は天気が良かった事もあるが、期待していなかっただけに、湖畔の穂や刈り取り前の稲田など、とてもいい感じだったな。

2006/ 9/ 9(晴)
・朝 10 時に不動産屋のお兄さんが迎えに来てくれて、車で大曽根のアパートへ向かう。ウィークリーマンションもアパートもどちらも駅から近いので、地下鉄を使ってもこれるのだが、やはり大きな荷物を転がして行くことを考えると、車で来てもらって本当にたすかった気がする。それにしても随分と親切な人だな。
・部屋を良く見るとおが屑みたいなものがいっぱい散らばっている。何かと思ってよく見ると、羽虫の死骸が散乱している。これはとりあえずは床拭きしないといけないなと思い、荷物を部屋に置いて、駅向こうのショッピングセンターに行く。まずは家具屋でカーテンを買い、その他トイレットペーパーなどの日常消耗品と清掃用具を買う。一旦部屋に戻って荷物を置き、再度出かけて今度は電気屋を物色する。小型冷蔵庫と洗濯機を検討中であるが、松下の電気バケツが置いてあったのでそれを買って帰る。
・部屋に戻って早速電気バケツで洗ってみるが、これは私がブラジルで買って一度も使わなかった樽型洗濯機の超小型版といったところで、選択は出来るが脱水が付いていないため、すすぎの効果がイマイチの気がする。まあ基本的にそういう製品だから文句を言うのもなんだな。
・夜に近くを徘徊して、ラーメン屋を見つけて晩御飯を食べる。帰ってきて電気スタンドの電球を 20W から、先ほど買った蛍光灯タイプの 9W に換えると、少しは部屋も明るくなった。一応天井から吊る留め具と電球も買ったのだが、天井が高くて手が届かないので、部屋にちゃんと電灯を点すのは来週末の東京からの引越し荷物が届いてからにしよう。それまでは電気スタンドと懐中電灯で我慢。
・夜は寝袋で寝るが、床が固いのと寝袋が暑いのでイマイチちゃんと寝付けない。そもそも寝袋は保温性がやたらとよいので、外気は寒めのほうが良いのだが、こういう暑い日だと蒸し焼きになりそうだ。やむを得ずエアコンをかけっぱなしで寝ることにする。

2006/ 9/ 7(雨)
・今日は別の SE の人にくっついて、無線 LAN VoIP の商談に出かける。直前に担当営業が来れなくなって、営業なしの布陣だが、パートナー企業 2 社と一緒のプレゼンで、自分たちはさほどしゃべる事はないとの事らしい。今日のは向こうの企業からもお偉いさんなどが何人か出てきて、商談も何回目からしく、昨日よりもずいぶん本格的だ。この案件はパートナー企業側がほとんどの設備とサービスを売るので、我々はおまけに近い感じなのだが、プレゼンを聞いていると突っ込みどころ満載で適当な事を言っている。とりあえず営業の掟などもよく知らないので、敢えて突っ込むような真似はせずに大人しくしているが、こういうところからソリューションを買うと後になってトラブるような気がするな。顧客の方はむしろ買う気が満々の状態なので、適切な説明をすれば一発のような気もするが、あんまり適当な事を言っていると、同業他社に持っていかれそうな気がする。終わってから SE の人と一緒に帰るが、彼も同様に感じていたようで、あの野郎適当な説明ばっかりしやがってと怒っていた。パートナー営業ってのはパートナーにも利益が出るような持って行き方をしないといけないから、あれはあれで結構難しそうな感じだな。少なくとも正義感や責任感の強い人には絶対向いていない感じ。

2006/ 9/ 6(雨)
・今日は初の外回りということで、営業と SE の人にくっついて出かける。車で知多半島の半ばまで来てそこの企業を訪問するが、アポイトメントを取っての初の訪問だそうで、ざくっと概略的な話をして終わる。営業の人はこれからまだ何箇所かまわるという事で、近くの名鉄の駅で降ろしてもらい、SE の人と一緒に帰社する。SE の人曰く、今日のような雑談程度ならわざわざ SE 呼ぶなよと言っていたが、私にとっては初の外回りなのでこれくらいでちょうどよい感じだ。それにしてもやはり初めては無茶苦茶緊張する。
・帰りは金山で降りて昼ごはんを食べ、地下鉄で事務所まで戻る。今日はせっかくのデビューにも関わらず天気が悪かったのが残念だ。帰りに乗った名鉄は、聞くとどうやら特急に自由席付きのと全車指定席のがあり、特急料金は必要ないけど指定席料金は必要なので、ホームで急いで飛び乗るときには注意が必要らしい。

2006/ 9/ 5(晴)
・今日は朝からみんな出払っていてこれまた取り残された雰囲気満載状態だったが、午後から何人か戻ってきたので実機を使っていろいろ試させてもらう。名刺も出来上がったので、明日には同行させて貰えるようお願いして、ちょっと外に出てみよう。
・昼にあんかけスパゲッティを食べた。最近では東京にも店が出来てきたが、敢えて食べる気もしなかったので今日が初チャレンジとなる。想像していたよりも変なものではなく、あんかけ焼きそばと麺の種類が若干異なる程度のもので恐るに足らずという感じ。まだ味噌カツも行ってないから、そろそろ何処か店を探そうっと。

2006/ 9/ 4(晴)
・今日は初日なのでネクタイを締め、上着も持っていく。事務所には 40 分前くらいに着いたので、荷物を片付けて大人しく鎮座する。メールのグループアドレスも新部署に変わったので、いろいろ営業メールが入ってくる。大口顧客を獲得すると、その報告メールを関連全部署に出す仕組みになっているようで、獲得メールと、それに対する本部長や本社からの返信激賞メールが飛び交っていて、絵に描いたような営業部門の光景だ。
・私は SE という事になっているが、営業マンよりも知識も技術も知らない SE というのは極めて格好悪いので、とりあえずは基本的な案件資料を読んで勉強していくが、昼間誰もいなくなった事務所に残ってひたすらパソコンの資料を読むのもナカナカ辛いな。とりあえず名刺が来たら他の SE に同行させて貰って雰囲気を染み付かせないと。

2006/ 9/ 3(晴)
・朝 6 時半に家を出て、8 時過ぎののぞみで名古屋に向かう。予想通り空いていたが端っこの席だけはどの車両も埋まっている。まあ、全然ガラガラだったので 3 人がけの座席にでかい荷物を置いていけたが、ゴミを捨てるときに観察すると、端っこの席はコンセントが付いているので、パソコンをいじる人は端っこの席を狙って座っているようだ。
・名古屋駅で地下鉄一日乗車券を買って、矢場町まで行く。京王線なんかだとエスカレータやエレベータが整備されているのだが、東京も名古屋も地下鉄はエスカレータ類がイマイチ不十分なので、重い荷物を持って乗り換えのたびに何度も階段を降りていく。とりあえずは 10 時半にウィークリーマンションの店に行って契約を済ませるが、なんだかんだで 30 分掛かってしまった。クソ暑い中を重い荷物を持って再び地下鉄に乗る気になれないので、タクシーを拾ってそりあえずは部屋に行き、荷物を置いてくる。不動産屋の住所は太閤通りとなっていて、なぜに太閤と思っていたが、その一体の地区の名前が中村区だったので納得する。確か豊臣秀吉は尾張中村生まれと言われているので、この辺が生まれた地域になるのだろう。
・アパートはとりあえず FAX で来ていたオススメの一軒だけを見に行くことにする。というか面倒くさいので、例え部屋がどうであっても一軒目で契約する積もりだったのだが、見に行くと駅からも近くて思ったよりもいい感じだ。ここに決定と言って近くの支店に行き、申込書を書いて去る。入居は今週土曜日くらいということで、やはり一週間掛かってしまうものなんだな。
・地下鉄で千種へ行き、明日からの事務所の場所を確認して、近くのラーメン屋で昼ごはんを食べる。どうにも暑くてやりきれないので、一旦ウィークリーマンションの部屋に戻って水シャワーを浴び、エアコンを全開でかける。地図をみるとこのすぐ近くに博物館やらあるようだが、とてもじゃないけど外に出る気がせず、とりあえずは日が暮れるまで部屋にいて、暗くなってから外を探検してみる。
・大須の商店街に近いので、そこまで歩いてみるが、5 年ほど前に行ったブラジル料理屋も相変わらず盛況だ。靴屋が何件かあったので K-SWISS CLASSIC 黒を探すが何処にもおいていない。ネット上ではまだ存在しているのだが、店舗では東京でもここ 2 年くらい見たことが無いので、ひょっとして製造中止になったのかな。名古屋ならあるかもと思っていたが、そういうわけでもなさそうだ。会社用の靴として結構気に入っているのに残念だ。

2006/ 9/ 2(晴)
・ウィークリーマンションの契約も済み、明日は名古屋に行ってさっさと住居を決めてこようと思っているが、引越しは 9/16-18 頃を予定しているため、再来週一週間は何もない部屋で生活しなければならない。というわけで小型の電気スタンドや懐中電灯、海外旅行用湯沸かし器、寝袋もスーツケースに無理矢理詰め込む。更に当然のごとく着替えやスーツなども必要なので、かなり重量級の荷物となってしまった。明日の新幹線は空いているだろうから、自由席の車両の一番端っこを狙うしかないな。




2006/ 9/ 1 - 2006/ 9/30

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