2006/10/ 1 - 31




2006/10/29(晴)
・昨晩は雨が降っていたが、今朝はまた晴れていい天気になった.今日はとりあえず遠出はせずに市内を自転車で周る事にする.昨晩のニュースを見ていたら MNP が始まって SOFTBANK が複雑極まりない料金プランを出した所為で、携帯売り場が混乱して SOFTBANK のサーバーも落ちて云々という記事があちこちにあったので、今日はついでに携帯売り場の様子も見てくる事にする.
・まずは牛乳パックとペットボトルをデイパックに詰めて、近くのショッピングセンターに行って指定箱に捨ててくる .大型家電量販店も中にあって、携帯売り場もあったので様子をみると、確かに SOFTBANK の売り場には人が大勢群がっていて、店員が必死に説明している.今回の SOFTBANK の発表は 0 円のオンパレードだが、隅に小さく但し書きが山のように書いてあり、しかも店員に教える間も無く社長が発表しているので現場は大混乱といった感じだ.特に問題なりそうなのが通話料 0 円の制限事項と、最大 7 万円の端末価格をローンを組ませて頭金を 0 にし、それを端末 0 円とうたっている点で、0 円端末だと思って買ったら 7 万円のローンを組まされたなんて後で気付くと大クレームだから、社長の発表がどうであれ、また店頭のパンフレットに 0 円と大書きされていても、よく見ていると店員はその事をちゃんと説明しているようだ.おかげで 1 人あたりの説明時間が 1 時間近くにもなって大混雑という感じだ.モックが並べてある売り場では SOFTBANK 大混雑、au 人はちょろちょろ、docomo 閑古鳥、といった感じなのだが、実際の販売カウンターでは 10 箇所くらいの席は全部埋まっていて、6 割くらいが au、4 割くらいが docomo の箱を置いている.孫社長の発表とは裏腹に、実際に売れているのは他の 2 社だけのような感じだ.この後市内の量販店を 2 件ほど周ったが、状況はここと全く同じだった.ちなみに今日も SOFTBANK はシステム障害を起こして MNP で他社への移動だけ出来ないようになっていたが、SOFTBANK では申し込みが殺到して障害が起きたと発表し、他 2 社では SOFTBANK 解約自社移動が殺到して SOFTBANK のシステムがダウンした、と発表しておりかなりニュアンスの異なる表現となっている.
・徳川美術館というのが近くにあるのでそこに行ってみる.美術館と庭園がセットになって 1,350 円というナカナカいいお値段だが、中に入ると今日はお茶会をやっていたらしく和服を着たオバサン達がうようよといる.徳川義直は戦国大名ではないので止むを得ないが、いわゆる戦国時代のものは全く存在せず、尾張家の骨董品収集的なものが山ほど展示されていた.能の道具や平安時代の絵巻物などといったものが数多くあり、時々国宝とか重要文化財とか書かれている.それにしてもよくぞ集めたものだというか、以前に読んだロスチャイルド家の話とダブる感じだ.特別展で茶道具展が行われていたが、一体今日の茶会には何百人参加したんだと思われるくらい、茶会帰りのオバサン達が熱心に茶道具を見ていろいろ話している.絵巻草子などには興味のあるものも結構あったのだが、これだけ人が多いと落ち着いて見る気になれず、とりあえずは退散して庭園の方に行ってみる.庭園は京都のお寺のように、昔の庭が残っているものだと勝手に勘違いしていたのだが、中に入ると妙に整いすぎてて新しく、よくよくパンフレットをみると、平成 13 年に完成したと書かれてちょっとがっかり.あと 500 年くらい経つといい味が出るかもしれない.
・徳川美術館を出て街中に向かい、栄のあたりにやってくるが、当たり前だが天気の休日は人出も多く、特に目的も無かったので何件かの携帯ショップを覗いただけで戻ってくる.今日はデジタル一眼レフを持っていったが、徳川美術館庭園ががっかりだったので、結局何も撮らずに戻ってきた.デジタル一眼はフィルムのに比べて、画角が 2/3 になるため広角域が不足になりやすいが、名古屋の街中もこまめに見ると結構撮りドコロが存在するので、フィルム換算 28mm くらいのレンズがあれば結構面白いモノが撮れそうな気がする.最悪ズームを使えばよいのだが、PENTAX も実焦点 16-18mm 程度の小型の単焦点レンズを出してくれないかな.

2006/10/28(晴)
・朝 7 時に目覚まし時計で目覚めるものの、グダグダしているうちに、結局 10 時 15 分の快速で中津川に行く.中津川まで行く普通電車は 1 時間に 1 本しかないので、結構混んでいて終点間近の恵那まで立って行く.明日のさわやかハイキングは中津川から馬篭までの中仙道 13Km だが、途中の落合宿までは国道なので、今日はその部分はバスに乗って、落合宿から馬篭宿まで中仙道を歩く事にする.
・中津川から坂下行きのバスに乗り、降りるバス停を運転手に聞いていたら、一番前に座っていたお爺さんが、私の降りる次の停留所で降りればよいと教えてくれた.落合バス停で降りて、落合宿を通り抜けるが、明日のイベント用の矢印が分岐点毎に貼ってあるので、迷わずに歩けて楽だ.ちなみに明日のイベントに合わせて、中津川宿では食彩祭り、落合宿では落合祭り、馬篭宿では馬篭五平祭りがあって、明日はどこも凄い人出になると思われるが、今日はまだまだ空いていて、殆ど人には会わない.落合宿から石畳の中仙道を歩き何人かとすれ違うが、至って静かなものだ.先日の藪原宿から奈良井宿へ歩いたときと違って、今日のコースは時々人家や畑があって、田舎の秋という感じで実にのどかだ.歩いていると暑いので、T シャツ 1 枚にタオルを首に巻いて歩く.
・事前に調べたら 6Km 2 時間弱との事であったが、実際には 4Km しかなく、途中で写真を撮ったり昼ご飯を食べたりしながらのんびり歩いても 1 時間半ほどで馬篭に到着する.馬篭はこの季節が観光のハイライトということで、観光バスが駐車場に連なり、宿場町の石畳の道はまともに歩けないくらい混んでいる.せっかく来たので宿場町を 1 往復するが人が多すぎてもういいやという感じ.以前妻籠の民宿に泊まったときに貰った檜の白木の箸が、木曽路の宿場町では 1 組 100 円で売られているのを先日の奈良井宿で発見したのだが、この箸は並みの塗り箸よりもはるかに使い勝手が良くて愛用しているので、今日の馬篭宿のお土産屋で何組か買って帰る.ついでに最近ちょっと欲しくなっていた、リュックに着ける熊避けの鈴も土産屋で買う.
・帰りのバスは私の前にいたおじさんの前に、次から次へとオバサン連中が割り込んできて、随分と後の方になってしまったが、バスは空でやってきたので、とりあえずは座れて中津川まで帰る.ちょうど快速電車が行ったばかりなので、さすがに 1 時間待つ気になれずに 30 分後のセントラルライナーで帰る事にする.この電車は多治見と名古屋間は 310 円の整理券料金が要り、中津川から多治見まで乗る場合には不要なので、多治見で普通の快速に乗り換えようかどうしようかと迷ったが、寝過ごした事を考えて一応整理券を買っておく.普通の自動販売機で売っていたので、ボタンを押して買うと、自動的に次のセントラルライナーの指定席券が発券されたので、電車が到着後にその席に座る.ガラガラの車内だったが、先ほどバスで一緒だったおじさんが隣にやってきて、なんでこんなにガラガラなのに隣同士の席が発券されるんだろうね、等と話していたが、発車間際にはかなり混んで来て、発車後 2 駅ほどで満席となった.このセントラルライナーは、基本的にはこの辺を走っている快速電車と同じ車両なのだが、座席が若干上質で色付きガラスの仕切りもあったりしてちょっとだけ高級な感じだ.多治見までは指定席券不要とはいうものの、車両は指定席と表示されているし、車内放送では指定席券を持った人が来たら、持ってない人は座席を譲るようにという放送が入り、初めての人にはちょっと分かり辛い感じだ.
・高蔵寺から千種まで止まらないので、千種まで行って 1 駅戻るつもりであったが、途中まで隣のおじさんと世間話をしたあと寝込んでしまい、気付いたら千種を出てしまっていたので、次の金山まで行って戻ってくる.切符は青空フリー切符だし、指定席も全線有効なので別に問題は無いのだが、途中で乗り換えるよりも早く帰れる筈が、逆に遅くなってしまった.今日は *istDs を持っていったので、帰ってから撮った写真を確認するが、何というかやっぱりデジカメで撮った写真はイマイチ雑な感じになってしまっている.それと LX とのファインダーの違いの差が出ていると思われるのだが、ピンボケが比較的多くてがっかりする.MZ-3、*istDs と 2 台の AF 一眼レフを買ってきて、どちらも最初は AF で撮るものの、あまりの AF 精度の低さに 2-3 ヵ月後には MF オンリーの使い方になってしまっているのだが、MF でもピントを合わせられなければ意味無いよなー.次に出てくる K10D の AF 精度が向上している事を願うしかないな.

2006/10/27(晴)
・明日も天気は良さそうなので、何処に行こうかと考えながら帰っていると、JR 車内でいつもの如くさわやかウォーキングの案内放送が入ったが、いつもと違って明日の関が原古戦場跡ハイキングは、熊の出没が激しいので中止にしたとの事.このイベントに参加する大量のオバサン連中が来た日には、熊なんて怖くて出て来れないと思うのだが、結構笑える話だ.明後日の日曜は馬篭らしいので、一足速く明日にでも行ってみよう.

2006/10/21(晴)
・自転車に乗って名古屋市内を探検する.まずは名古屋城へと向かうが、名古屋の道は歩道も広いところが多いので、地下鉄駅付近を除いては結構走りやすい.30 分ほどで名古屋城に着いたが、外から金のシャチホコが見えないので、正門辺りからうろうろ覗いていたら、係員に自転車置き場に案内され、あれよあれよという間に 500 円払って中に入ってしまった.今日は別に名古屋城を見物したいわけではなかったのだが、成り行き上仕方あるまい.
・門から中に入ると、ちゃんと正面に天守閣としゃちほこが見えた.人はさほど多くはないが、基本的に全員が天守閣へ向かうため、天守閣は結構混んでいる.外から見るとさほど新しくは見えなかったが、天守閣に一歩入ると鉄筋コンクリート造りエレベーター付きのピカピカの建物で、これじゃあ外国人なんかはがっかりだろう.戦争時に焼けてしまったということだが、もうちょっと昔の趣を残して作っても良かったんじゃないの、という感じで、日本最大の城ながら昔の姿がそのまま残っている姫路城とは外見は似てても中身は 180 度異なる.
・一番上の展望台まで行って降りてきて、外に出た後再び自転車で街中目指して走る.栄にイシイスポーツがあったのをいつぞや通った時に覚えていたので、そこに行って鈴鹿の山の地図を買う.レジに山岳写真展のポストカードが置いてあったので、それを眺めていたら、店員がギャラリーの場所を教えてくれたので、自転車で来た道を伏見まで戻る.2F にフジフィルムギャラリーのある建物は、土曜という事で誰もいなく、何だか中を歩いていたらかなり不審気な感じだが、2F のギャラリーに入ると、何処から沸いて出たのか結構広いギャラリーにうじゃうじゃと人がいて展示を見ている.今日のニュースでも日光と谷川岳が紅葉真っ盛りとやっていたが、今日展示されていたのもかなりの力作が揃っている.山の写真というと冬山写真というのがジャンルの一つにあり、こればかりは私は真似が出来ない.そもそもカメラを持っていなくても氷点下 20 度、風速 30m の稜線は命懸けの世界であり、生命維持装備だけでもかなりの量になって、それを背負って何日も歩くのも大変な労力だが、その上から更に一体何を好き好んで 20Kg 近い大判カメラや中判カメラを背負うのかというのが興味深い.35mm 判くらいならまだしも、冬山では中判や大判カメラは、間違い無くそれを持つことによって生命の安全度は下がるわけなので、趣味に賭ける情熱というのは馬鹿に出来ないものがある.
・ギャラリーを見た後、再び自転車に乗って栄の繁華街を突っ切るが、名古屋は大通りなど街中でも広い空間が随所にあって、あまりゴミゴミしておらず人込みで疲れるということは無い.どこかの一角で一応オリジナルながらイングヴェイ・マルムスティーンの殆どコピーのようなバンドが演奏していたのでそれを 2 曲ばかり見物してアパートへ戻る.今日から名古屋ドームで日本シリーズが始まるため、私の住む大曽根に近づくに従いドラゴンズのシャツを着た人が増え始める.今のドラゴンズのシャツというのは、何というのか全然野球っぽく見えないデザインで、中にはイタリア代表ユニと同じデザインのシャツの姿もちらほら見える.

2006/10/19(晴)
・午後に営業で瀬戸に行った後、環境調査で東海市の貨物ターミナルへ行く.事前に調べたところ、名鉄の尾張横須賀から歩いて 20 分ほどで、時間が無かったらタクシーでも使えばよいかと思っていたが、いざ駅に着いてみると駅は立派なのだが、駅前広場などは無く当然タクシーなんかも存在しない.急ぎ足で目的地に歩いて行くが、4 車線道路の横須賀インター付近で歩道が無くなり、横道から行けるのではと思って横に逸れるが、おかげでドツボに嵌る.
・田んぼの中を歩いていって、やたらと臭う養鶏場の横を過ぎ、国道 155 に出れる道を探すが、目の前に国道は見えているにも関わらず、その手前が幅 10 メートルくらい湿地帯が続いており、道路へいけない.更に国道から湿地帯を挟んで並行に走る道を歩くが、未舗装の砂利道で鉄屑処理場が続き、鉄屑を積んだ巨大なダンプが往来している.その中を頭から砂埃にまみれてスーツ姿で行ける所を捜しながら歩いているのだが、とてつもなく場違いな感じだ.ダンプの運転手もかなり不審気な目でこちらをみている.こういうところで殺人があっても 100 年くらいは絶対に遺体や遺骨は見つからんだろう、等と思いながら歩いていると行き止まりになったので再び来た道を引き返す.空がやたらと青いのでこのまま旅に出て消えてしまい気分だが、気力を振り絞り最初の広い道路にでて、クラクションを鳴らされても車道をひたすら歩いていこうと決める.4 車線道に出てよく見ると向かい側には歩道があったので、道路を渡るが交通量が多い上に信号まで 1Km 以上あるので、なかなか渡れなかったがようやく隙を見て渡る.インターチェンジ横にも歩道があったのでどうにか車の隙を見つけて国道も渡りきり目的地に到着したが、汗と砂埃で悲惨な格好となってしまった.用事は 1 時間ほどで済んだので来た道を引き返すが、帰りは 20 分ほどで駅に着く.それにしても工業地帯の道路は歩行者なんて存在しないから、例え一応歩道があったとしても、歩くのはえらい疲れるな.

2006/10/15(晴)
・朝から快晴でいい天気.今日は関西線で奈良まで行ってそこから京都経由を経由し、琵琶湖を一周して帰ってくる予定.大曽根から中央線に乗ると、毎日恒例のさわやかハイキングの案内放送をしていたが、どうやら今日は桑名で行われるらしい.うんざりしながらとりあえずは名古屋駅できしめんを食べて関西本線のホームに行くと、亀山行きの 2 両の普通電車はハイキング姿のおばさんたちで超満員となっている.桑名まではひたすら耐え、そこからガラガラになったので漸く座れて亀山に着く.
・関西本線は、名古屋-亀山間、亀山-加茂間、加茂-大阪間で全く異なった姿を見せるが、まずは名古屋-亀山間は単線と言えども一応電化はされており、そこそこ人も住んでいて乗っている.加茂-大阪間は複線電化で数分おきに電車が走っている都市間路線となっている.この間の亀山-加茂間は途中有人駅が 1 つしかなく、単線非電化でしかも月に 1 日は点検のため運休するという、果てし無いローカル線になっている.ちなみに今月の運休日は昨日だった.関西本線は亀山までは JR 東海だが、ここから先は JR 西日本となり、走る車両もがらっと変わり、2 両編成のキハ 120 系というレールバスになる.この線区の車両はロングシート仕様となっており、せっかくのどかな風景を見ながら食べようと思って持ってきたおにぎりは、残念ながら加茂以降に持ち越すことになる.レースバスなので車体も短くドアもバスそのままという感じなのだが、小型の割には馬力はあるようで、結構速度は速い.私の乗った車両には 15 人ほど乗っていたが、そのうちの 10 人くらいが旅行者で地元の人はほんの僅かだ.亀山を出てから柘植までは人里離れた山の中を走るが、山の木もそろそろ紅葉しかかっているし、この先もそうだがやたらと沿線にススキが多く、ススキ原で穂が煌いている.草津線との乗り換え駅の柘植駅も、昔はかなり大きかった駅の面影を残しながら、今はワンマン専用無人駅で明るい日差しの中でちょっと空虚な感じを漂わせている.柘植から暫く山間の田園地帯を走り、唯一の有人駅である伊賀上野で何人か観光客が降りていった.木津川の渓谷沿いを走って笠置に着くと、川には色とりどりのカヌーが浮かび、広い河原ではキャンプやバーベキューの人が大勢いる.ここなら駅から 1 分で河原に出れて使い勝手は良さそうだが、近年何処でもそうだが広い河原は車でぎっしりで、列車で来る人はあまりいないようだ.加茂から大阪行きの電車に乗り換え奈良に行き、奈良から京都行きに乗り換える.
・京都からは湖西線近江今津行きの新快速に乗る.湖西線は関西と北陸を結ぶ北陸本線のバイパスとして比較的最近に出来た路線だと聞いたことがあるが、全線高架の踏み切り無しの路線なので、高い位置から右手にずっと琵琶湖が見通せてナカナカ快適だ.近江今津から長浜行きに乗り換えるが、来週の週末には湖西線と北陸本線が敦賀まで直流変換されるので、それらの駅では JR や地元挙げての豊臣秀吉 & 山内一豊などのイベントが目白押しであり、やたらと混みそうなのでとりあえず今日長浜を見ておく事にする.それにしても山内一豊はいわゆる戦国武将ではなく、言わばサラリーマン武将として掛川から高知で死ぬまで信長や秀吉、家康に仕えてあちこち足跡を残したおかげで、司馬遼太郎の小説になって NHK ドラマになってからは、むやみやたらといろんな地方がゆかりにちなんだお祭りや展示会などを行っている.そもそも長浜だってこのドラマが無ければ、山内一豊が初めて大名となって 6 年間住んでたところだったなんて地元の人でも知らんかっただろう.というか普通は長浜は秀吉が初めての大名の地となった場所として知られ、秀吉以外は誰がどう居たところで、記録上のシミみたいなもので、それを有名にさせる NHK ドラマの影響力の大きさというか、地元の商魂にはちょっとびっくり.
・近江今津で乗り換える際、電車の車掌も駅の放送も京都方面長浜行きの乗換えは云々と放送していた.ちなみに私が京都から乗ってきた湖西線新快速だと直通 50 分で京都まで行くのに対し、北陸本線経由だと電気の切り替わる長浜で必ず乗り換えて、京都まで 2 時間掛かるわけで、近江今津から京都に行くのに琵琶湖を 3/4 周して北陸本線経由で行く人は皆無だと思われるが、一体あの案内放送は何なのだろう.
・現在は近江今津-敦賀間と長浜間は 3-4 両の交直流電車が 1-2 時間に 1 本だけ走っている程度だが、来週からの直流化に伴う新快速敦賀延長により、8-12 両編成の湖西線経由の新快速が敦賀まで行き、北陸本線経由の新快速が近江今津まで行くようになる.この区間を交直流電車が走るのもあと一週間という事で、近江今津から長浜までの駅や線路沿いの道には、カメラやビデオを持った鉄オタがうようよと出没している.途中駅も元々無意味に立派な湖西線の駅はそのままだが、北陸本線の駅は全て新快速対応のためにホーム延長工事を行っている.架線設備も新しくしたようで延々と新品のポールが立っているが、興味深い事にそれらは全部真っ赤に赤錆で覆われている.私の昔の知識だと、鉄は錆びると腐食が進行して強度が落ちるため、錆びたら困るものには錆びない合金を用いたり、或いは表面に防錆加工をするものだと思っていたが、どうやら最近では腐食を止める錆びが発見されたか発明されたようで、新品の電線ポールは見事なまでの錆びっぷりだ.帰ってからネットで調べてみよう.
・長浜駅は昨日新駅舎が開業したようで、改札外では小学生が演奏を行っていて人が群がっている.来週は長浜から北の各駅ではいろんなイベントが行われるわけだが、私が思うにこの近辺の中心であるこの長浜駅だけに関しては、今までの新快速始発駅から途中停車駅の 1 つに成り果てるため、得るものよりも失うものの方が大きい気もするのだが、まあ良く分からないが目出度いのだろう.駅から琵琶湖の方に歩いて行くと大きな公園があり、妙に新しい長浜城が建っている.公園は琵琶湖に面していて、ちょうど正面に夕日が沈むのだが、海と違って淡水独特の臭いがしており、あまり清々しいものではない.日が沈むまで 1 時間くらい待とうかとも思ったが、風が強くて意外に寒いので止めておく.
・長浜駅に戻って網干行きの新快速に乗るが、琵琶湖越しにちょうど夕日が沈んでいき、薄雲も色付いていて、こりゃもうちょっと我慢して残ってた方が良かったかもという気もする.米原で豊橋行きの特別快速に乗り換えるが、外も暗くなってきたのでうとうとしている間に名古屋に着く.琵琶湖北部の余呉のあたりにハイキングに良さげなところもあったし、また何処かの週末でもう一度行ってみるかな.

2006/10/14(晴)
・漸く今朝、部屋にネット接続環境ができた.ADSL だと上りは遅いし不安定だろうと思い、工事費その他初期費用がやたらと高いのと開通までに時間が掛かるのも止む無しと思い CATV にしたのだが、開通後に速度測定サイトに繋いでみると、下りは 6 Mbps でだいたい表記通りでているものの、上りは 400 Kbps とこれじゃあ ADSL と何ら変わりは無い.CATV って光で配信していると信じていたが、ひょっとすると同軸の中を ADSL でネット接続しているのか? いずれにせよ初期費用はもちろん月額費用まで高いお金払って ADSL 以下じゃあかなり不満だな.まあ、それでも昨日までの AirH 接続に比べれば速いし費用も安いからとりあえずは良しとするか.
・今日は午後から自転車で出かける予定だったが、ネットが繋がったので今まで見ていなかった HP などを延々と見てしまい、結局夜になって AEON に買い物に行っただけで終わってしまった.明日まで有効期限の鉄道の日フリー切符が一回分残っているので、明日は早起きして出かけよう.

2006/10/ 9(晴)
・ニュースを見ていると、今回の北日本の低気圧は、中心気圧は台風並みで西高東低の真冬の気圧配置となっていた。海も遭難が相次いでいたが、山もかなり悲惨で猛吹雪が荒れ狂って北アルプスでやたらと死にまくっている。今日は晴れていてライブカメラをみると白馬なんて雲一つ無く晴れ渡っており、上高地も河童橋が落ちそうなくらい観光客であふれている。昨日までの猛吹雪の影響で白馬も穂高も真っ白に輝いていて、紅葉と新雪の写真を撮りに来た人はさぞかし美しかっただろう。紅葉と言えば涸沢が超有名だが、今日はまさに絶景に違いない。涸沢の山荘は 9 月 10 月の紅葉のシーズンの連休には畳一畳で 4 人泊まるくらい劇混みらしいが、今回は昨日までの猛吹雪で上に登れなかった人がそれに重なるだろうから、恐らく想像を絶する大混雑であろう。
・穂高の南岳山荘は毎日 HP を更新しているが、事前に今回の猛吹雪はちゃんと予想していたようだ。一昨日の HP は雪に埋まった小屋の写真が載っていて、小屋の皆さんは楽しんでいたようだが、登山客は降りる事ができず、小屋の人が先導して全員を新穂高の方へ降ろしたようだ。私も 10 月の連休の登山は過去に 2 回やっており、一回は 10 年ほど前に会社の人たちと木曾御嶽山に日帰り登り、もう一回は 4 年ほど前に北アルプスの五竜岳に泊まりで登っている。夜には氷点下になるので防寒具は当然持って行っているものの、どちらも昼間はやたらと暑くて半そでシャツ 1 枚で登っている。今回の連休では猛吹雪で御嶽山でも北アルプスでもかなり多くの人が亡くなっているが、今更ながらこの時期の天候の急変は恐ろしいな。南岳山荘の写真ではもう何処から見ても冬山そのものだから、防寒具は当然としてアイゼンとピッケルが無いと歩く事すら出来ない感じだ。

2006/10/ 8(晴)
・鉄道の日フリー切符を使って日光へ行く事にする。予定より寝坊してしまい、ぎりぎり予定の電車に乗れず、30 分後の湘南新宿ラインで宇都宮へ向かう。新宿から宇都宮までは 2 時間弱だが、青春18切符でもこの電車に乗るときはグリーン車ばかりになってしまった。ちょっと贅沢かも。宇都宮では小一時間乗り換えの時間があったので、駅から出て餃子を食べに行く。宇都宮は餃子で有名な街だけど、決して安いわけでは無い感じだ。
・日光線に乗って日光へ向かうが、やはりというか外人が多い。手前の今市あたりから併走する国道は延々と渋滞しており、日光駅に着いてもかなり混んでそうだ。当初はバスのフリー切符を買って使う予定だったが、日光駅の臨時フリー切符売り場では、まだ正午にも関わらず売り子のおじさんが中禅寺湖方面は泊まりの人にしか切符は売りません、日帰りの人は帰って来れませんと言っていたので、東照宮まで歩く事にする。国道は延々と渋滞しており、東照宮へ向かうバスもガラガラで、当たり前だがやたらと歩く人が多い。東照宮に着くと、何処からとも無く人が増殖しておりこれまたやたらと混んでいる。行くときには気にも掛けていなかったのだが、何でも世界遺産に登録されているそうで、恐らくそれも混んでいる一因なのだろう。
・余りにも混んでいたので眠り猫は諦めたが、三匹の猿は屋外にあって見れたので、なんとなく日光に来た気になる。ちなみに猿の彫り物は見ざる聞かざる話さざるの三匹だけではなく、もっとたくさんいろんなポーズのがあった。あと、門や建物に象の彫り物が結構あったのが興味深い。派手さが特徴の安土桃山時代の信長や秀吉なら象とか連れてきそうな感じだが、三河の農家をそのまま政府機構にしてとにかく派手さを嫌った家康とその後の江戸時代で、東照宮を作った人たちは象を見た事があるのだろうか。
・帰りの電車も宇都宮発の湘南新宿ラインのグリーン車で帰ってくる。車内に電光掲示板があるが、北日本は強風で遅れや運休が相次いでいるようだ。上越線に至っては始発から大雨のため運休しているとの事で、谷川岳に行ってたらやばかったというか、そもそもたどり着けないか。帰ってからライブカメラのページを探すと、谷川岳ロープウェイは強風で運休だが、上部のライブカメラは通信線切断のため映像が送れないらしい。ひょっとしてロープウェイが切れたか倒れたかしたのかな。上高地も一日中雨が降っているようで、今日は日光辺りに止めておいて正解だったかも。

2006/10/ 7(晴)
・名古屋は朝から快晴。朝 6 時半に大曽根駅に行き、みどりの窓口で指定席を取るが、意外に混んでいて名古屋 7:33 発ののぞみがぎりぎり取れた。中央線の電車は 6:45 で、それだと名古屋に 7 時前に着いてしまうが止むを得まい。とりあえず名古屋駅まで行ってこの前食べた駅そば屋できしめんを食べる。名古屋駅は万博時に高島屋とホテルの入った巨大な駅前ビルをぶち建てたが、極めて中途半端な事に駅自体には何ら手を加えていない。在来線のコンコースも極めて狭いが、新幹線のコンコースはありえないくらい狭く、結果休めるところが全く無い。JR 東日本では大宮や品川、上野、東京など駅中にショッピングセンターを入れているが、そういうものの無い新宿駅や川崎駅でもそこそこ店はあるし、JR 西の大阪、新大阪、京都なども言わずもがななのだが、私が何度もまさかと思いながら隅から隅まで今回に限らず幾度と探索した結果、名古屋駅には在来線部分も新幹線部分も、立ち食いの駅そば以外には飲食店は唯の一軒も存在しない。ホント電車に乗るだけの機能しか有していないので、皆さんホームでひたすら待つしかなく、30 分も余った日にはやたらと混んでるホームで突っ立っているしかない。なんというかもうちょっと気分に余裕の持てる場所にしてもらいたいものだ。
・この連休は谷川岳か、上高地、或いは木曽駒が岳に登ろうと思っていたのだが、東京など太平洋側はやたらと晴れているものの、どうやら北日本や日本海側はかなり荒れてそうな感じなので、この時期は天候の急変も怖いし山は止めて明日に日光日帰り観光にでも行く事にする。夜に J リーグの試合結果を見ると平山の先制と久々石川のゴールで東京が名古屋に勝っていた。何だか見に行きたかった感じ。

2006/10/ 6(雨/晴)
・降り続いた雨も漸く夕方に上がり、週末の名古屋は晴れそうな感じだ。明日から連休だが、週明けは東京で研修なのでこの週末は東京へ戻ることにする。本当は今日の夜に戻る予定だったが、夕方からの外出が入ったので明日の朝の新幹線で戻ることにする。夕方からの用事は市内中心部のホテルで若干の用件だったが、地下鉄の栄駅を降りてホテルの方へ向かって歩いていると、なにやら何処かで見た顔がいた。一体誰なんだろうと思いながら通り過ぎ、振り返ってみるとその男と更に一緒にいた 2 人は背中に FC 東京と書かれたジャージを着ており、そういえば明日は名古屋で試合だったなと思った瞬間に顔を思い出した。アテネ代表の平山選手じゃないか、随分とでかいなと思ったが、周りは全然気づいて無いようだ。ホテルでの用件は 30 分ほどで終わり、外に出るとホテルの横に FC 東京のトラックが停まっており、どうやら彼らは今日はここに宿泊するようだ。栄駅に歩いて戻っていくと、横のローソンからまたしても平山選手がチョコクランチのアイスクリームを食べながら出てきた。今度は周りの人も若干気づいているようで、なんとなく周りに人が寄っていっている。会社の人が一緒じゃなかったら写真でも撮っておきたいとこだったがちょっと残念。

2006/10/ 1(雨)
・今日は自転車で名古屋市内巡りをする予定だったが、雨が降っているので諦めて、とりあえず IT 関係の本を探しに名古屋駅に行ってみる。名古屋駅できしめんを食べようと思い、昼前に大曽根を出たので名古屋に着いた頃にちょうどお腹が空いてきた。名古屋駅には私が観察したところ、いわゆる駅そばの店が三種類入っており、そのうちの一つは以前制覇したので、今日は以前から目を付けていたところに行ってみる。ちなみに大曽根駅にも駅そばはあるのだが、平日は夜すぐに閉まるし、土日は開いてないので、何回か食べようと試みたにも関わらず、今のところ一度も空いている時間帯に駅に行ったことがない。という訳で名古屋駅の二店目だが、まず麺は冷凍麺を使っていてちょっと違う感じだ。少なくともうどんに限ればお湯を通して直ぐに出来る茹で麺タイプより、冷凍麺の方が全然美味いのだが、きしめんでもそれは当てはまる感じだ。掻揚げ天入りを頼んだのだが、掻揚げも駅そばにしては超珍しく、その場で揚げて熱々のを乗せていた。というわけで自分的にはこの店はポイントが高い、というか前回行った店とは比較にならない感じ。
・駅前にビックカメラがあったので、入ってまずは昨日撮ったフィルムを現像に出すが、受付の店員が詳しいのか分かってないのか良く分からないタイプで、イマイチヨドバシ本店のような安心感が無い。別に名古屋店に限った事ではないが、ビックカメラはカメラの横にお酒や布団が売っていて、イマイチ信頼感に欠ける感じだ。フロアを回っていたら書籍コーナーがあったので探してみると、お目当ての本が置いてあった。IT / 写真関係の本はここに来れば全然問題無さそうな感じだ。
・駅の反対側に行ってみるが、今日は雨が降っているので地下がやたらと混雑していて、いるだけで疲れてきた。とりあえず先日ネットで探した地下の三省堂を見つけて行ってみるが、ここは充分に大きな本屋でまあ不足は無いだろう。そういえば大曽根の AEON に入っている本屋もそこそこ大きいのだが、そこには書籍注文用のパソコンが 4-5 台置いてあって、無い本はそこで発注できるようになっていたので、買うものが最初から分かっている場合には使えそうな感じだ。
・まだ名古屋城と名古屋の中心街である栄には行っていないのが心残りだが、まあ晴れた暇な週末にでもデジカメを持って自転車で行ってみよう。




2006/10/ 1 - 2006/10/31

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