2007/ 6/ 1 - 30




2007/ 6/30(晴)
・週末は雨の予報だったが、いつの間にやら晴れの予報に変わっていて、とりあえずは晴れる.今週はやたらと湿度が高く、不快指数 100% といった感じだったが、今日も朝から蒸し暑い.先週は何処にも行かなかったので、今日はちょっと歩く事にして、今週買った中山道を歩くという本を持ち、大曽根駅のロッテリアで朝ごはんを食べて中津川へ向かう.
・中津川駅前の観光案内所で地図を貰うが、ここは岐阜県にも関わらず長野県側の木曽路の道案内地図ばかりだ.まあ木曽路側には馬籠妻籠があるから仕方無いのかも知れないな.駅から少し歩いて中津川宿の町並みに入るが、ここも結構古い建物などが残っていて、そこそこ良い感じだ.中山道の標識も結構充実していて、それほど歩きづらいわけではない.携帯電話の EZ ナビウォークを入れっぱなしにしていると、自分の辿ってきた道がプロットされているので、交差点などでも案内図と同定し易くナカナカ便利だ.測位しっぱなしの場合、バッテリがどれくらい持つのか気になるな.
・1 時間ほど歩くと郊外に出る.案内図や看板を見ながら中山道を辿っていくが、この辺は電車からだと結構ド田舎の感じがするものの、道路沿いだとそれなりに家などが建っていて、完全な田畑の中の道じゃないのがちょっと残念.更に 30 分ほど歩いて美乃坂本付近に着く.今日は駅で言うと中津川から美乃坂本、恵那、武並と歩いて行こうと思っていたのだが、やたらと暑いのと、歩き始めたのが 10 時過ぎだった事もあって武並までは歩けそうに無い感じがしてきた.まあ、行けるとこまで行けば良いかという感じ.坂本の町は滋賀の坂本と区別するために、駅名は美乃坂本となっているが、ガイドブックや案内図、その他もろもろは全て美濃坂本と誤記されている.というかどう考えても誤記の方が正しく、正式な駅名自体の漢字が間違っている気がするが、敢えて美乃という字を選んだ理由は何なんだろう.
・更に 1 時間ほど歩いて恵那市とのの境に来る.道の横に大きな中山道の石碑が建っていて、この先大井宿と書いてある.木曽路は現在の地名と宿場町名が一致しているので分かりやすいが、美濃路は恵那市の中心部が大井宿で、現地名と旧名が一致していない.少し歩くと甚平坂という小さな峠があり、そこに展望台と東屋とトイレがあったので少し休憩する.今日は途中で少し雨も降ったりして蒸し暑く、トイレの洗面所で顔をじゃばじゃば洗う.
・少し歩くと恵那の町並みが眼下に見えてくる.まだ 3 時間ほどしか歩いておらず、距離も 10Km 程だと思われるが、何故かやたらと足が辛くなってきている.暑さの所為かもしれないが、暑さで足にきたりするものなのだろうか.
・坂を降りきると大井宿に到着する.今日は同じ中山道を反対方向に歩く人と結構すれ違ったが、意外にそういう人も多いんだなという感じだ.馬籠宿から妻籠宿への馬籠峠越えや、藪原宿から奈良井宿への鳥居峠越えは、ハイキング道が整備されていて歩き易いのに対して、美濃路は殆どが車道歩きで旧街道とはいえそこそこ車も通るので、ちょっと疲れる感じだ.
・恵那駅に着いて、かなり足に来ていたので今日はここで止めとする.先々週の馬籠から南木曽まで歩いたのに比べると、今日のコースは距離も全然短いし高低差も殆ど無いのに、なんでこんなに足が疲れるのか不思議だ.武並まであと 7Km は今日の体調だとちょっと無理な感じ.ガイドブックなどの標準行程だと 1 日 15Km 前後が多く、このルートも中津川から武並まで普通に行けるように書いてあるのに、途中で中断はちょっと残念な感じ.
・電車で大曽根まで戻り、シャワーを浴びて洗濯したあと、少し休んでから自転車でイオンショッピングセンターに行くが、足がかなりキている.再来週の 3 連休には穂高に登る予定で、既に先週日曜に名古屋からの夜行バスのチケットも買っているがちょっと不安だな.イオンでは mont bell に行き、事前にカタログで調べていた伸縮型の寝袋、U.L.スーパーストレッチダウンハガーの 0 度からモデルを買う.寝袋もいくつか種類があって、同じ温度仕様でもこれはちょっと高めだが、どうせいくつも買うものじゃないので、それにしておく.店員と話をしていたら、涸沢から稜線まで今年は雪が残っているのは確かだが、気温だけみると夏山なので、無茶苦茶大げさな装備は要らんでしょうという事らしい.ちなみに標高もほぼ同じで条件も似ていると思われる中央アルプスの千畳敷カールは、ライブカメラを見る限り積雪量も涸沢と似たような感じで、最近の気温は大体氷点下 1 度ほどとなっている.確かに氷点下 1 度くらいなら夏山の範囲内という感じかな.

2007/ 6/24(雨)
・本当に今日は雨が降るのかと思っていたが、朝からちゃんと降っている.いつまで経っても雨足は弱くならないが、とりあえず大須に出かけることにする.小降りになったら鶴舞公園で雨に濡れる花でも撮ろうと思い、K10D に A50/2.8 Macro を付けてデイパックに入れて持っていく.
・短パン T シャツで外に出るが、今日は結構肌寒い.戻って着替えるのも面倒なのでそのまま大曽根から電車に乗り、鶴舞で降りて大須まで歩く.大須ではアーケードをぐるりと周ったあと、アメ横ビルに入ってみると中にツクモ電気があったので、久々にパソコンパーツのコーナーを隅々までチェックする.私は今、メインのパソコンとして Mobile AthlonXP 1.06GHz / 1GB の物を使っているほか、Linux ファイルサーバー用として VIA ME6000 600MHz / 512MB とテレビ録画専用機として IBM Aptiva Pentium3 1GHz / 384MB を持っているが、なんと言うかそろそろ一新したい気分だ.これらのマシンは全て消費電力のみをチェックして買ったり組み立てたりしたもので、単品それぞれではとりあえずあまり問題は無いものの、Aptiva は超小型機に無理矢理大容量 HDD と別付けビデオカードと TV チューナーを内蔵したのが原因なのか、よく固まっているし、メインマシンも速度に不満が出てきている.店の中を観察して分かったが、ここ 3 年くらいご無沙汰している間に、過去の高性能 CPU の類が随分安くなっている.Athlon64X2 の 45W 1.9GHz が 1 万円くらいで売っているのをみると、そろそろ換えてしまった方が良い感じだ.
・私のメインマシンはネットをすることと、録画した番組を DVD に焼くくらいだったので、メモリも以前から 1 GB 積んでいることもあり速度的には全然問題を感じなかったのだが、デジカメの一眼レフを買ってから少し様子が変わってきて、今年の 3 月に 600 万画素の *istDs から 1,000 万画素の K10D に変えてからは更に力不足が目に付き始めた.*istDs でも K10D でも撮影は RAW で記録していて、それをパソコンで JPEG に現像しているのだが、*istDs も K10D でも RAW ファイルは 1 画像辺り 10MB 程で殆ど大きさは変わらないにも関わらず、情報の圧縮量が異なるのか K10D の RAW ファイルを現像して JPEG を作るのにやたらと時間が掛かるようになってきた.今のパソコンだと 1 枚現像するのに全自動で行っても 1 分くらい掛かっており、先日の伊吹山や木曽路、蒲郡など 1 日で 200 枚撮ると現像だけで 4-5 時間掛かる.2 枚の 2GB SD メモリいっぱいに撮ると恐らく 350 枚くらいは撮れるはずで、それを現像するのには 7-8 時間掛かる事になる.1 枚ずつ純正現像ソフトや Silkypix で微調整しながら JPEG を作るときなんかも、とにかく変換に時間が掛かりすぎていらつくので、やはりこれは精神の安定を保つためにもパソコンは新しいのに換えるべきだろう.Athlon64X2 で 1.9GHz だと、とても単純に計算しても 32bit から 64bit に 2 倍になり、デュアルコアで更に 2 倍になり、周波数が倍で更に 2 倍だから合計で 8 倍速い計算になる.実際にそこまで速くならないにせよ、結構いけるんじゃないのかな.
・雨は全然止む気配は無いが、帰りにとりあえず鶴舞公園に寄ってみる.先月満開だったバラ園は未だにたくさんの花が咲いていて、蕾も結構あったりする.バラの種類がたくさんあるからそれぞれ開花時期が微妙に違うのかもしれない.傘をさしながらだとかなり撮い辛い.途中にあった 100 円ショップでビニールの雨合羽でも買えば良かった感じ.公園を一周しているとアジサイがずっと続いている道があったので、アジサイにはやはり雨だと思いながら撮っていく.今日は先週ユニクロで買ったサーフパンツという海パンにもなる短パンをはいているが、これが素晴らしいくらい水をはじいていて履いている部分は全然濡れない.しかし雨が激しくなってきたことや傘をさした姿勢だとイマイチ体をかばえない事もあり、それ以外の部分がずぶぬれになる.頭さえ濡れなければ風邪は引かない筈なので、頭だけ濡らさないように気をつけながら、カメラも背中も靴の中もずぶぬれになりながら写真を撮る.だんだんと暗くなってくるが、デジカメは感度を変えられるのでそういう点ではかなり楽で、ISO 800 でガンガン撮っていく.それでもアジサイの小道を歩き終わる頃には絞り開放でシャッター速度が 1/15 位の暗さになってきた.雨も更に激しくなってきたので退散する.
・今日は 60 枚くらいしか撮れなかったが、1 時間余かけて JPEN に現像して画像をチェックすると、ピンボケ、特に後ピンのが多かった.撮っていても傘がずれてきてそれを直したりしていたから、碌にピント合わせが出来なかったという感じだ.やはり写真を撮るときには両手は空けて無いとだめだな.K10D はずぶ濡れになったものの、防塵防水を謳っているくらいだから、これで壊れたらクレームもんだな.画像を 1 枚 1 枚見ていくが、やはり花や植物は晴れた時よりも雨の日の方が全然良い感じに撮れている.来週末も土日のどちらか軽く降ってくれないかな.

2007/ 6/23(晴)
・昨日は雨で、明日の天気予報も雨だが、今日は朝から晴れてやたらと暑くなる.静岡の海にでも行こうかと思っていたが、涼しい部屋でごろごろしているうちに時間が過ぎてしまったので中止する.来月の海の日の三連休に何処に行こうかと各地のライブカメラなどを見ながら検討するが、今年は山岳地帯の積雪がかなり多そうな感じだ.木曽駒の千畳敷カールなんかアホみたいに雪が積もっているし、涸沢ヒュッテの HP を見ると今日現在の状況は 12 本爪アイゼンと雪山登山装備が必要と書かれている.そういえば昨日のニュースでも富士山の積雪が多すぎて 7 月 1 日の山開きに登山道が開かない可能性があるので、今日から山頂まで雪かきして道を開けるとでていたな.
・名古屋に住んでいるということもあり、八ヶ岳と南アルプスはイマイチ気が乗らないので、やはり今年は穂高に行ってみる事にする.常念岳、蝶が岳と西穂高は登った事はあるが、奥穂は行った事が無いので、そろそろ登って見たい感じだ.あと 1 ヶ月だと恐らく雪もかなり残っているはずで、軽アイゼンは持っているから良いとして、ちょっとまともなシュラフと大きなリュックが必要だ.ということで自転車で山道具屋巡りをしてくる.
・まずは大曽根イオンのモンベルに行く.一通り見てくるが恐らくシュラフはモンベルのが最も小型化できそうで良い感じだ.次に栄まで走って IBS 石井スポーツに行く.65 - 70L クラスの大型リュックは、今までは Karrimor のが良いと思っていて、ほぼそれを買おうと思っていたのだが、なんとなく Osprey のが良いような感じがしてきた.どのメーカーのものでも軽量モデルは触った感じでは耐久性に難がありそうな気もするが、自分の年齢を考えても、いざ荷物を背負って登ることを考えると少しでも軽い方が良い感じだ.最後にコージツ山荘に行って一通り見てまわる.品揃えは石井スポーツを同じような感じだから値段をみて安い方で買えば良いかも.というわけで大きな店は周ったものの、今日は何も買わずに戻ってくる.

2007/ 6/20(晴)
・今日は定時間日なので、会社が終わって職場の人達と瑞穂競技場へ J リーグの試合を見に行く.名古屋に来てからはサッカーを見に行くのは初めてで、住んでいる以上名古屋を応援しても良いのだが、名古屋で働いている以上避けられないとはいえ、どうもユニフォームの表のスポンサーと裏のスポンサーが仕事に関係ありすぎてイマイチ応援する気にならないし、ましてやお金を出してあのユニフォームを買う気にもならない.今日の対戦相手は清水で、実は清水のユニフォームは持っているのだが、同行の一人は熱烈な名古屋ファンなので、とりあえずは一緒に名古屋側のゴール裏に陣取る.
・名古屋の応援は良く言えば紳士的、悪く言えば熱烈さに欠けるようなところがあるが、これは単に私が今までゴール裏に座ってきていた東京や川崎などがむしろ野蛮の極みにあるからかも知れない.柏戦なども何回か行っているが、柏の応援の下品さもかなりのもので、こういうのに慣れると日本人らしい普通の応援がちょっと物足りない感じだ.
・名古屋と清水は勝ち点で並んでいるものの、試合は圧倒的に清水が優勢で前半を終わって 0-2 と早くも名古屋の負け気配が濃厚だ.前半終了時にブーイングが飛ぶが東京や川崎に見られるような、激怒した罵詈雑言は聞かれない.後半にようやくエンジンが掛かって 1 点返すが、そのまま試合は終了.名古屋で人気があるのは本田圭祐だが、私の知っている選手といえば楢崎と中村直志くらいで、しかも今日は中村直志は出てなかったので、なんかイマイチ観戦にも気合が入らない感じだ.
・それでも久々にサッカーを見て楽しかったな.今年中に三浦カズの出る横浜 FC の試合をどこかで見に行きたいものだ.

2007/ 6/17(曇)
・昨晩ネットで「愛知県」「あじさい」で検索していたら、蒲郡の片原温泉ばかり出てくる.更に調べると蒲郡駅から普段は一日 2 本しかないバスが、この時期は 30 分間隔で出ているので、余程有名なとこかと思い行ってみる事にする.蒲郡へは豊橋フリー切符を使えば往復 1,500 円で行けるので、結構リーズナブルだ.大曽根駅のロッテリアで朝ごはんを食べて、適当な電車で金山へ行き、東海道線豊橋行きの快速電車に乗り換える.
・刈谷で空いてきたので席に座り、30 分で蒲郡に到着.駅の改札を出る前から既に案内板が出ているので、それに従って南口のバス乗り場へ行き、直行臨時バスに乗る.バスは 6 割程度の乗客だが、バスの 100 倍は自家用車で来ているとの経験則の通り、道路は延々と大渋滞となっている.ようやく着いてアジサイ園の入り口で 300 円を払って中に入るが、ちょうど満開になったばかりのようで、花も凄いが人も凄い.
・入り口から登り斜面が横に広がっていて、それが全て色とりどりのアジサイで埋まっている.写真を撮りながら上に登ると、直径 200m ほどの池があり、その周りや向かい斜面もアジサイが咲いている.どうやら地形的に今登ったアジサイの斜面は、上のため池を造るための堤防のような感じだ.東京にいた時に府中市郷土の森や高幡不動にアジサイを見に行ったりしたこともあるが、量的に全くスケールが違いすぎる感じだ.更に斜面に咲いていることもあり、アジサイを見渡せるので、写真も撮りやすい.
・今日は、Pentax K10D に A50/2.8Macro と、以前矢田川で使って意外にイケた A85/1.4 を持ってきている.FA77/1.8 は意外に宜しくないので最初から候補からは外し、Cosina の 90/3.5 とどちらにするか迷ったが、あまり出番の無い A85/1.4 に出番をまわす.このレンズは最短撮影距離が 85cm なので、近づけないのが難だが、APS-C のデジカメだとフィルムに比べて撮影倍率が上がるため、そんなに使いづらいわけでもない.2 時間ほど今日も SD メモリ 2 枚分写真を撮ってバスに乗って蒲郡に戻るが、今日はとにかく蒸し暑いな.どうせアジサイを撮るならもっと曇るか雨が降っている方が良いのだが、まあ文句を言う筋合いでもないだろう.
・蒲郡からは先に来た各駅停車に乗って帰るが、快速では 30 分のところが 1 時間半近くも掛かってようやく名古屋に着く.駅前のビックカメラでネガファイルを買い、中央線ホームの駅そば屋で冷やしてんぷらきしめんを食べるが、揚げたてのてんぷらがのるここのきしめんは冷やしで食べても無茶苦茶美味いな.部屋に戻って 3 時間掛かって RAW 現像をし、出来上がった JPEG 画像を見ていく.試しに絞り開放で最短撮影距離付近で撮った何枚かの写真は、さすがにフレアが出まくっているものの、絞りを F2.4 で撮ったものは非常にシャープにピント面が来ている.A50/2.8 では数枚しか撮らなかったものの、さすがマクロだけあって絞り開放から安定した画質だ.今日は殆ど A85/1.4 で撮ったがホントこのレンズは良いな.ただ、寄り易さを考えると花の撮影は Cosina APOLANTHAR 90/3.5 あたりが一番無難な感じかも.

2007/ 6/16(快晴)
・当初の天気予報ではこの週末は雨だったが、朝起きるとやけに晴れている.雨の木曽路の予定であったが、この晴間も勿体無いという事で、予定通りに馬籠に出かけることにする.最高気温の予想が 31 度なのでタオルも余分に持ち、コンビニでおにぎりを買って、大曽根駅で青空フリー切符を買い、8 時半の中央線快速電車で中津川へ行く.
・中津川ではバスへの乗り継ぎは 6 分しかないので急いでバスに乗り、20 分ほど揺られて馬籠に到着.ありえないくらい空気が澄んでいてまるで秋の空のようだ.10 時過ぎということで人は殆どいなかったが、10 時半頃に観光バスが続々と到着し始めて混んでくる.
・馬籠はさらっと通り過ぎて妻籠までの中仙道をてこてこ歩く.風が気持ち良いが日差しは強烈で、上りの道を歩いていると汗がだらだら流れてくる.11 時半頃に馬籠峠に到着し、峠の茶屋で笹団子を買って店の前のベンチに座って一休憩する.妻籠馬籠間は 9Km で、ここまで 4 Km 弱だが、後は下りばかりなので楽勝だ.団子を食べ終わって峠からの道を下り始める.
・12 時 50 分頃に大妻籠の集落を通り過ぎる.今日は実に爽やかなハイキング日和なので、妻籠からバスに乗るのではなく、当初の予定に更に 4Km ほど追加して南木曽まで歩く事にする.妻籠も結構観光客は多いが、馬籠妻籠とも秋のほうが激しく混む感じだ.馬籠から妻籠までは欧米系の外国人観光客が多かったが、妻籠では韓国人観光客がやたらと多い感じだ.小腹が空いたので適当な店に入り、五平餅とコーヒーのセットを頼んで食べる.暫く休んで元気が出てきたので南木曽に向かうが、電車の時刻まで 1 時間半あるので全然余裕な感じだ.
・今日はきっと写真をたくさん撮ると思い、普段入れている 2 GB のメモリに加えて、伊吹山に行く前に買った 2 GB のメモリを持って来たが、妻籠のあたりで最初の 2 GB を撮り終わってメモリを交換する.妻籠から南木曽の間も田舎の風景が続いていて、ナカナカ良い感じで写真を撮り捲る.私は 10 年以上前には PL フィルターを使いまくっていたものの、ここ 10 年ほどは全く使っていなかったが、今日は久々 PL フィルターを持ってきて付けている.撮影後に背面液晶で確認すると、PL の効果が出すぎていて、ちょっとというかかなりわざとらしい色合いになっている.まあ今日はとりあえず付けっぱなしで行ってみよう.ちなみに今日の機材は Pentax K10D に TAMRON 17-35、A50/2.8Macro、FA77/1.8 だが、広角ズームの出番が多い感じだ.
・15 時前に南木曽に到着する.次の名古屋方面行きは、南木曽始発の快速電車なので、ガラガラで待っている電車の中に荷物を置いて、ホームの洗面所で汗まみれの顔を洗う.電車は途中の中津川で 4 両増結のために 15 分ほど停車し、17 時前に大曽根に到着する.今日は結構距離も歩いていい感じで疲れたな.

2007/ 6/11(快晴)
・雨の週末が過ぎるとすっきりと晴れわたる.昼ごはんを食べた後に今池の写真屋の前を通り、ショーウィンドウに並ぶ中古レンズを見ていたら、先月 6,800 円で売られていて目をつけていた Pentax の 105mm/2.8 が無くなっていた.その前の FA200mm/4 マクロといい、この写真屋は品揃えは数は多くなくともかなりポイントの高い出物が出るので要注意だが、私以外にも目を付けている人というのはやはりいるようで、私がこれはっと思ったものは直ぐに売れて無くなってしまう.まあ、私の場合には欲しいレンズに該当するレンズは既に持っているので、安いとは言っても購入までは行かないのだが、見つけた途端に買ってしまう人もいるのだろう.17mm 程度の超広角レンズが出れば自分も買ってしまいそうだが、さすがにそういうのはナカナカ出ないな.
・週末の東京往復バスの旅で良い緑を見たので、いろいろと行きたくなってついでに霧が峰の登山地図を買う.以前は霧が峰と美ヶ原は 1 枚の地図で独立していたが、今年の版からは八ヶ岳の地図に一緒に組み込まれてしまっていて、おかげで八ヶ岳の地図はこれで 3 枚目かも知れない.まあ、地図は新しいに越した事は無いし、八ヶ岳にも結構行っているから良いかという感じ.名古屋は長野と同じ中部地方にも関わらず、やはり東京圏や大阪圏と比べて圧倒的に人口が少ないのが原因か、信州の行楽地へ行くバスが非常に乏しい.上高地へは 7 月中旬よりようやく運行し始めるようだが、東京発や大阪発のバスが GW 明けからあちこちへ走っているのと比べると、距離が近いにも関わらずハンデが大きい感じだ.霧が峰なんて東京からだと選択に困るくらい行く方法があるのに、名古屋からだと本当にどうやって行くか悩むな.今年こそは視界いっぱいに広がるニッコウキスゲの群生を見たいな.

2007/ 6/10(雨)
・今日の帰りも高速バスで帰る.行きと帰りを同じバス会社の同じ路線にすると往復割引でかなり安くなるのだが、調べた結果、帰りは京王名鉄バスの新宿 16:10 発のに乗ると勝川駅に停まるのでそれに乗ることにし、ネットでとりあえず切符の予約をしてコンビニでチケットを買う.
・東名高速バスの場合には名古屋側では千種で乗降車できるので便利だが、東京側が交通の便の良さそうなバス停もないし、中央道経由より時間も掛かるし、遥か東京駅まで連れて行かれるのも鬱陶しいので、新宿発着の中央高速バスがやはり魅力的だ.ネットの予約状況は△印だったが、大体 6 割程度の乗車で、隣は訳分からんおっさんがつまみを食べながらチューハイを飲んでいる.乗車最終バス停の八王子を過ぎた時点で後ろの席が空いていたのでそちらに移動し、後はゆったりと帰る.3 列シートは JR 東海運行便の、しかも 2 便しかないのでそれに合わせて乗るのはナカナカ困難だが、空いていれば 2 席占有できる 4 列シートも苦痛ではない.帰りは双葉、駒ケ岳、恵那でそれぞれ休憩が入り、その都度何か買ってバスで食べる.21 時半過ぎに勝川駅に到着するが、改札機のまん前でバスが止まったので、降りたらそのまま JR の改札を通って中央線に乗る.快速が来たので 1 駅で大曽根に着きコンビニでご飯を買って帰る.帰りのバスは暗くなってから本を読んだりしていたが、休憩で降りたりするので意外に疲れなかった.余程新幹線の方が退屈で長く感じるな.昼間の高速バスも結構いろんなところへ走っているし、使える事も分かったので、今度奈良や京都に行くときに使ってみようかな.

2007/ 6/ 9(雨)
・急遽東京へ行く事になったが、何だか新幹線代の一万円が勿体無い.HP で調べていたら JR 東海バスの東名高速バス 10 時発のが 3 列シートという事で、それに乗って行くことにする.高速バスは夜行便は結構早く予約が埋まるものの、昼間便はそんなに混んで無さそうなので、30 分前に名古屋駅に行き、ハイウェイバスセンターで切符を買うために並ぶ.カウンターに時刻表が置いてあったので、並びながらペラペラめくってみていると、10 時 15 分発の中央高速バスも 3 列シートだったので、急遽予定を変更してそちらで行く事にする.
・2 階建てバスの前から 3 列目の右側だったが、どういう売り方をしているのか、後は全部埋まっていて、前は空いている.途中中津川で何人か人が乗ってきて、次の馬篭で休憩後にこれより先に乗車停留所はありませんという放送がかかると、後方の席から年寄りが一番前の展望席に移動してきた.2 階建てバスは結構乗席位置が高く、時々並走するハイデッカーバスの屋根の上が見えるくらいなので、一番前の席は無茶苦茶見晴らしが良い.今度この手のバスに乗るときには一番前の座席を取ってやろう.
・昨晩の大雨はおさまったとはいえ、今日は雨がちの天候だが、木曽路から伊那路にかけて山と田の新緑が非常に綺麗だ.高速道路は結構谷より高い位置を通っているので、眼下に集落が見下ろせるが、普段あまり見ないアングルから景色を見れて新鮮な感じだ.2 階建てバスだと防音壁越しに外が見えて視界が広い.来週末は雨が降っても馬籠妻籠南木曽のあたりに行ってみたい感じがする.
・バスは馬籠、諏訪湖、談合坂で休憩を取り、5 時間強で八王子インターを過ぎる.切符は新宿まで買っていたが、日野の降車放送でモノレール駅まで直ぐと言っていたので日野で降りてみる.高速道路のバス停で降りるのは初めてだ.モノレールの甲州街道駅まで少し歩き、高幡不動で京王線に乗り換えて聖蹟桜ヶ丘に着く.乗車時間は新幹線の 3 倍くらい長いが結構楽しかった感じだ.

2007/ 6/ 3(晴)
・今日は気合を入れて 5 時に起きる.リュックにカメラや着替えを詰めて駅に行くが、コンビニに行く時間が無くて、食べるものを持っていない.名古屋駅からは快速ムーンライトながらに乗るが、特急の車両なのでナカナカ快適だ.大垣で降りて加古川行きに乗り換えるが、大垣駅のホームの売店が開いていたので、おにぎりとアンパンを買って電車に乗り、おにぎりを食べる.
・近江長岡から伊吹山登山口行きのバスは、ボロいマイクロバス.他の路線のマイクロバスは綺麗なので、汚れた登山者用にこういう車両を使っているのだろう.乗客は登山者ばかりで 6 人だが、最近の旅行などでバスに自分と同じ目的の人が乗っているのは非常に珍しい感じだ.8 時前に登山口に到着する.
・通常なら三合目まではロープウェイで行けるのだが、今年は 7 月まで整備運休となっており、登山口から歩いて上を目指す.事前に地図を見て思ったのだが、伊吹山の標高は 1,733m で登山口の標高は 200m.三合目は平面距離で登山口と山頂のちょうど中間にあり、標高は 760m となっている.所要時間は登山口から三合目までが 1 時間で、三合目から山頂までは 2 時間となっているが、標高差と勾配から考えると、どう考えても三合目まで行くと半分登っている感じだ.楽だと書かれている三合目までが実際にはきつい筈と思って歩き始めるが、予測したとおり三合目まで結構激しい登りがある.腕時計は PRO TREK を付けていったが、行く前にキャリブレーションしたので、かなり正確に標高が表示されて面白い.
・一合目から五合目まではスキー場を登るため、遮るものは何も無いが、今日はちょっと曇りがちなのでちょうどいい感じだ.夏に来たら強烈な暑さだろう.バスに 6 人いたら、自家用車はその百倍くらいが今までの目安だが、思ったとおり結構な数の人が登っている.ただ、半袖短パンで登っている人は自分くらいしかおらず、皆さん本に書いているように長袖長ズボンの格好だ.どんな本にも半袖短パンはだめだと書かれているが、私的には少々怪我したり虫に刺されるくらい、夏山で汗にまみれるよりは全然快適なんだけどな.
・六合目に真新しい避難小屋が建っている.とりあえず中を覗くのは帰りにするが、これだけ綺麗だと泊まっても快適だろう.今日は上が曇っていてこの辺りから上が全然見えなくなっている.今まで電車の窓から見る限り、伊吹山は上の方まで草地が続いていて、多分晴れていれば最初からずっと山頂が見えている筈だが、イマイチどの辺まで登っているのか掴みづらい.しかし一合ごとの標識はしっかり付いているので、それでもかなり上りやすい感じだ.六合目で 9 時半くらいになるが、上から下りてくる人もかなり多くなってきた.車で来ている人なんか、かなり早くから登っている人もいるのだろう.
・写真を撮って休み休み登っていき、11 時くらいに九合目に着く.ここで山頂の遊歩道と合流し、実質登り切ったのと同様だ.山頂までゆるい道を歩くと、お土産やが立ち並んでいる山頂に到着.とりあえず神社にお参りし、眺めの良いところへ行ってみる.朝は完全にガスっていたが、結構雲が切れだして日が差し込む.曇って風が吹くととても寒いが、日が出ると夏山らしく暑くなる.私は面倒くさいのでそのまま半袖短パンのままでふらふらしていたが、他の人はもこもこに着込んでいる.伊吹山は山頂まで有料道路が来ているので、山頂は観光客でいっぱいかと思ったが、7-8 割りの人は下から歩いて登ってきた人たちみたいだ.
・お土産やに入って食堂でコーヒーと蓬餅を食べる.今日はお茶道具を持ってこなかったので、店でコーヒーを頼んだのだが、ここは滋賀県ながら名古屋の影響を受けているとみえて、コーヒーにお菓子が付いてきた.隣のテーブルのオヤジ 3 人組みは外が寒いからだと思われるが、食堂のテーブルでキムチ鍋を作って食べている.山小屋だと屋内で調理をするのは全然普通だが、観光地の食堂のテーブルで飯を作るのは初めて見たな.普通なら叩き出されると思うのだがよくやるよという感じだ.
・12 時前に下り始める.私は登るペースが遅く、登りはじめに近くにいた人なんて、私が山頂に着く前に下り始めてすれ違ったりもしたが、この時間に登ってくる人も非常に多い.標高差は結構あるが登山道が整備されているので、小さな子供やお年寄りも多く、またゴミ拾い登山の人達も結構いた.帰りに避難小屋を覗いてみると、外から見ても新しいが、中は木の匂いが未だきついくらいで、もうちょっと干からびてからの方が泊まりやすいかも.
・伊吹山は花が非常に多い山として有名で、私もデジカメの SD メモリカードを 1 枚余分に持ってきたが、やはり帰り道で最初の 2GB は使い切って予備のに交換する.特に五合目付近に群生している菖蒲か杜若かわからないが、アヤメ科の花は綺麗だった.帰りのバスは 13 時 54 分で、時間を調整しながらゆっくり降りていっていい時間に下山する.今日は荷物が着替えとおにぎり、飲み物くらいしかなく、殆ど空身のリュックだったので、全然平気で登れたな.当たり前と言ってしまえばそれまでだが、荷物の軽い登山だと普段運動不足でも結構登れてしまう感じだ.それにしても久々に鳥の鳴き声と花に囲まれていい気分だった.明日からの筋肉痛がちょっと怖い感じ.

2007/ 6/ 2(晴)
・今週営業同行で三重に行った際、天気が良くて遠くの山まですっきりと見えていたが、営業の人から今度鈴鹿に登ろうと誘われた.私は昨年は谷川岳敗退したくらいで、ここ 2 年くらいまともに山に登っていないので、今週末に体力測定も兼ねて何処かに一人で登る事に決め、昨日金曜日にはデジカメの予備の 2GB SD カードも買い、ちょっと気合が入る.行く山は距離とレベルの手頃感から伊吹山にする.
・近江長岡駅から伊吹山登山口までのバスは 2 時間に 1 本しか走ってなく、7 時 40 分のバスに乗るためには 5 時 58 分の電車に乗らなくてはならない.目覚ましを掛けて寝るが起きたら 5 時 40 分.とりあえず当初の予定は諦めて、次のバスに接続する 8 時 20 分の電車に乗る事にする.
・ここで寝てしまうと起きれないので、とりあえずは起きて洗濯やら掃除をしていて、ふと時計を見るとなんと 8 時 20 分.朝っぱらから全てのやる気が失せて再度寝る.




2007/ 6/ 1 - 2007 /6/30

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