名古屋生活 ( 隔日 )



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★ 2008 年12 月


2008/12/14(晴)
・プリンタサーバとファイルサーバ用に使っている PC をパワーアップさせることにする.VIA の ME600 という C3 プロセッサ 600MHz がオンボードに載った MicroATX のマザーボードを使っていて、プリンタを動かすだけなら使えないこともないのだが、画面を含めその他の処理があまりにも遅すぎてどうしようもない.最近 Intel から Atom プロセッサの乗った MicroATX が安価に出ているので、それを使うことにし、大須まで自転車に乗って出かける.
・売っていたマザーボードは Dual Core Atom 1.6GHz の D945GCLF2 というもので、とりあえずそれを買う.DDR2 667 のメモリも必要なので値段を見てみると、2GB が 2,300 円、知らないうちに恐ろしく安くなっている.HDD も SATA のものを探すと日立製の 500GB のが 4,500 円.半年で 1/3 くらいに値段が下がってる.ということでそれらを一式買って帰る.
・ケースからマザーボードや HDD を外して載せ換え、Windows2000 のインストールを行う.しかし Windows2000 は大容量ドライブを認識できないので四苦八苦しながら何度かやり直し、どうにか 40GB のパーテーションを切ってそこにインストールする.が、今度は Intel のドライバが入らない.英語の取説を読むとこのマザーボードは WindowsXP 以降しかサポートしていないようだ.暗然としながらとりあえず個別にドライバを入れていき、VGA と LAN はどうにか Windows2000 で動くようになったが、チップセットのドライバが入らない限りは USB が使えないので、プリンタを繋ぐことも出来ない.オーディオのドライバを入れる際に、Windows2000 SP3 以上じゃないと入らないという渓谷が出たので、とりあえず先に Windows2000 SP4 まで上げてしまう.
・SP4 に上げた状態で再度チップセットのドライバのインストールを試みると、今度はエラーも出ずにさくっと入り、とりあえずパソコンとして機能するようになった.1.6GHz Dual Core とはいえ Atom なので重いアプリの動きはさほど速くないのだが、2GB のメモリとまともな VGA のおかげで完全に普通に使えるまともなパソコンになった.
・500GB の HDD のうち 40GB しか使っていないので、一旦 HDD を外して別のパソコンで残りの容量をパーテーションで切って、再度元のパソコンに戻すとブルースクリーンで立ち上がらなくなる.HDD を外して別のパソコンでさっき作ったパーテーションを削除すると再び立ち上がるようになったので、Windows2000 で大容量ドライブを認識させる方法を、再度いろいろなページで読んでみる.SP3 以上に上げると大容量ドライブを認識できると思っていたのだが、どうやら SP3 以上に上げて更にレジストリも書き換えないとだめのようで、レジストリを書き換えてリセットすると、ドライブの管理ツールから残りの容量が見えてきた.今度はちゃんとパーテーションを切ってドライブを認識できる.
・ネットで調べる限り、Atom では Windows2000 は動かないという書き込みばかりだったが、VGA と LAN ドライバがすっぴん Windows2000 でも入るので先にそれを入れ、Windows Update が出来る状態にして SP4 まで上げてやり、その後に残りのドライバを入れることによって Atom が Windows2000 でも普通に動くようになり、ほっと一安心.

2008/12/ 6(晴)
・ネットでいろいろ見ていたら、Pentax K10D、K20D の MF でピントが合わない件について、症状や対処などが書かれていた.私の K10D も MF で撮るとかなりピントを外すのだが、先日木曽駒ケ岳に登った際に、気温が低すぎてカメラ操作ができないので、全部 AF で撮ったのだが、ファインダー内はボケボケにも関わらず、悉くピントが合って撮れていたので、ちょっと部屋でいろいろ試してみることにする.
・机の上に画鋲を並べ、80cm くらい離したところにカメラを三脚でしっかりと据え付け、2 倍のマグニファイヤーで 9 本並べた真ん中の画鋲にピントを厳密に合わせて、そのデータを PC で見てみる.レンズや絞りも変えたが全てのパターンで、4 本後ろの画鋲にピントが合っている.明るいレンズで撮ったものなどは、PC の画面ではピントを合わせたはずの真ん中の画鋲はボケて完全に見えないくらいで、もはや目が悪いとかピントの合わせ方が悪いといったレベルを超越した酷いピントずれだ.
・kakaku.com の掲示板に MF 後ピンの対処として、ファインダーグラスのプリズム側にテープを貼ってオフセットを調整するという荒業のレポートがあったので、それを試してみたところ、ほんの僅かの前ピンだがほぼ完全にピントが合うようになった.
・名古屋市内はまだ若干紅葉が残っているということで、K10D に FA43 を付けて鶴舞公園に行ってみる.今日はピントチェックが主目的なので、いろんなシーンを悉く MF 開放で撮り、部屋に戻って PC で現像してみると、今まで 1 年無駄なシャッターを切り続けた事を後悔させるくらい見事にピントが来ている.
・去年の秋に DA21mm を最初に使った頃は、実焦点 21mm で絞りこんでもピンボケ写真の連発で、解像度の高いデジカメで広角を使うとこういう風になるのかと妙に納得していたのだが、単にファインダースクリーンのオフセットがおかしかっただけのようだ.今年ももう紅葉の季節は終わってしまったのが実に残念な感じ.

2008/11/30(晴)
写真と地図
・岐阜航空際

2008/11/29(晴)
写真と地図
・虎渓山-土岐市

2008/11/22(晴)
写真と地図
・木曽駒ケ岳

2008/11/16(晴)
写真と地図
・犬山寂光院

2008/11/09(曇)
写真と地図
・阿寺渓谷

2008/11/08(雨)
写真と地図
・鶴舞公園

2008/10/19(晴)
写真と地図
・薮原宿-奈良井宿

2008/10/13(晴)
写真と地図
・野跡

2008/10/12(晴)
写真と地図
・明智

2008/ 9/23(晴)
写真と地図
・武並-釜戸

2008/ 9/13(晴)
写真と地図
・浦河キャンプ

2008/ 8/19(雨)
写真と地図
・岡山駅のコインロッカーに大きな荷物は預けて、高松行きのマリンライナーに乗り、茶屋町で乗り換えて宇野に行く.宇野駅の目の前はフェリーターミナルとなっているが、終点の宇野駅で電車から降りた人は殆どが若者だったが、それらは殆どが自分と同じく直島行きのターミナルに入っていく.自動券売機で切符を買うが片道 280 円というのは思ったよりも安い感じ.
・20 分くらいの距離なので小さな船を想像していたが、かなり大きなフェリーで船室も綺麗で新しい.ただ、今日は天気が良いので甲板に出て直島に着くまで海風を浴びる.直島のフェリーターミナルはガラス張りの大きな綺麗な建物で海の駅となっていて、その前から島の各地に行くバスが出ている.フェリーに合わせてベネッセ地中美術館行きと、家プロジェクト行きのバスがやってきたが、ちょうど半々くらいに人が分かれた感じだ.私はとりあえずは家プロジェクトのある農協前を通るバスに乗る.
・10 分くらいで島の反対側の農協前に着き、満員のバスから殆どの人が降りる.海の駅で貰った地図を見ながら皆さんそれぞれに散っていくが、今は何処に行っても混んでそうなので一旦海に行って時間を少しずらしてから家プロジェクトの角屋に行く.そこで家プロジェクト 6 箇所全て行ける入場券を買ってとりあえず入る.次に護王神社行き南寺に行ったところで雨が降ってくる.南寺の横の公園で雨宿りをして雨が止んだところで南寺に行く.南寺は 16 人ずつしか入れないということで整理券を配っており、30 分後の整理券だったので一旦碁会所に行ってまた戻ってくる.
・南寺に行った後に農協前のバス停から地中美術館行きのバスに乗り、地中美術館のチケットセンターに行くが、ここでもチケットを買うのに 30 分後の整理券を渡される.大勢の人がチケットを買う時間が来るまで待っているが、やたらと外国人が多い.家プロジェクトの地区でもそうだったが、別に直島は日本の伝統的な何かがあるわけでもないのに、なぜにこんなにも外国人が集まってくるのか不思議だ.ちなみに今日は平日にも関わらず、夏休みのためか直島に来ている人はやたらと多いが、日本人の場合には 7-8 割が若い女の子で、男の方が全然少ない.その少ない男も何だか妙にアーティストっぽい格好の人ばかりで奇妙な感じだ.大体男も女も皆さん持っているカメラが一眼レフが多いのは客層を考えると当然かもしれないが、無茶苦茶古いカメラや、コンパクトデジカメでも GR Digital など癖のありそうなものばかり持っていて、いかにもこだわっていますという感じだ.
・ようやく整理券の時間が来て、入場券を購入する.カメラ類は持ち込み禁止なのでコインロッカーに預けて 5 分くらい歩いて地中美術館へ入る.ここは入場者を制限しているのでさほど混まないはずだが、モネの部屋では 10 人くらい、ジェームズ・タレルの部屋に至っては数人しか入れず、タレルの部屋の前には随分と人が並んでいたので 2,000 円も入場料を払って諦めるのは悔しい気もするが、これ以上待つのも嫌なので入るのは止めておく.空の見える空間は、今日は曇り空なので、白い壁とのコントラストが低く、むしろこういう空の方がよく合う感じだ.
・地中美術館からは黄色いカボチャまで 30 分くらい屋外作品を巡りながら歩いて戻る.直島のポスターなどに必ず使われるカボチャは大人気で、入れ替わり立ち代り人がやってきて記念写真などを撮っている.その先のバス停で 30 分ほど待って臨時バスに乗り、港まで戻る.時刻は 15 時過ぎでバスも港に戻るバスも超満員だが、今から地中美術館へ行くバスもかなり混んでいる.私は岡山に泊まったので朝から直島に行けたが、大阪辺りから朝出た人だと昼頃に到着してこういう時刻になるのかもしれない.殆どの人は車は宇野において島内は 100 円バスで移動しているようだが、時々車で来ている人もいて、やたらと道が狭く駐車場が全く無い島内で難儀しているようだ.レンタサイクルの人も多いが、この時期に自転車は暑いから、もうちょっと涼しい時期のほうが直島を回るには良いかも.
・16 時半頃のフェリーに乗って宇野に戻る.女の子やアーティスト系の若い人には直島は絶大の人気のようで、とにかく若い人が無茶苦茶多かったが、私的にはイマイチな感じだ.家プロジェクトの見学券 1,000 円や地中美術館の 2,000 円も内容に比して馬鹿高いと思うが、どこも入場者を極端に絞って待ち時間が発生するのも嫌な感じだ.屋内は当然としても、何処へ行ってもやたらと鑑賞への注文が多く、屋外施設ですら写真撮影禁止でベビーカーなども入場禁止されたりしていたが、なんというか何処もかしこももったいぶっているという印象を受ける.こんなにもあれやれこれはダメと作法注文の多いところばかりだとむしろ肩が凝るという感じだ.

2008/ 8/18(晴)
写真と地図
・名古屋に戻る前にちょっと寄り道をすることにし、今日は若桜鉄道に乗って岡山に泊まる事にする.鳥取から若桜行きに乗って郡家から若桜鉄道に入るが、途中の駅は随分と年季の入った木造の駅舎が多くローカルな雰囲気が溢れている.列車は 2 両編成のワンマンカーで後部車両に乗ったので途中でドアも開かずにのんびりと外を眺めてられる.
・終点の若桜駅では折り返しまでに 1 時間ほど時間があり、どうやって時間をつぶそうかと思っていたが、いざ来てみると構内に SL の動態保存がされており、また、今では珍しい転車台も現役で使われていて、それらが見学できるようになっていた.今日の乗客は殆どが観光客で、彼らを見ていたら改札口で入構券を買っていたので、彼らに続いて 300 払うと、首から提げる入構証を渡されたので構内に入ってみる.
・今日は SL も転車台も動いていないので適当にフラフラし、いい時間になったので帰りの郡家までの切符を買って列車に戻る.いつの間にか 1 両切り離されて 1 両のみとなっていたが、来るときよりも若干人が増えて席はほぼ満席となっている.途中駅から部活の中学生が大量に乗り込み、車内はぎゅうぎゅう詰めになる.30 分くらいで郡家に着いたので、岡山方面に乗り換えるべくそこで降りる.
・郡家で 15 分くらい待って智頭行きの普通列車に乗るが、JR の区間にも関わらず智頭急行の車両がやってきた.そういえば鳥取からの JR 因美線は JR 線にも関わらず JR の車両はあまり見かけず殆ど若桜鉄道か智頭急行の車両が使われている気がする.1 時間くらい走って終点の智頭に到着し、同じく因美線の津山行きに乗り換える.
・鳥取から津山への因美線は以前は 10 両編成くらいの大阪行きや岡山行きの急行が多く走っていて、子供の頃の帰省の際にはそれらに乗ったことがあるが、智頭急行が出来てからは一日数本のレールバスが通るだけになっている.JR 西日本では線路の保守費用削減のため、ローカル線では月に 1 度列車を運休して点検をし、更にそれだけでは見切れないので見通しの悪いところでは最高速度を 15Km/h に制限して運転している.因美線の鳥取智頭間は時速 130Km/h の智頭急行が走る高速路線だが、智頭から津山はこのローカル路線となっている.時々事故かと思われるほどゆっくり走るので、窓の外を見ると最高時速 20Km/h とか 15Km/h の標識が立っている.線路に異常があったら直ぐに止まれるようにするためだが、路面電車や自転車よりも遅く走らせるこのやり方は、さすがに何かおかしい気がする.
・夏休みの期間だからだと思われるが、意外に多くの人が 2 両のレールバスに乗っている.ボックスシートは全て埋まっていたのでロングシートに座るが、そこも半分くらい埋まっている.とはいえ地元らしい人は殆どいない.智頭から美作河合まで山間部を走ってナカナカ風情のある田舎の景色が続くが、途中の駅で止まったときに窓から小さな駅舎の写真を撮ったら、向かいに座っていた若い女性もカメラを取り出して窓の外を取り始めた.私の向かい側のシートには若い女性が 5 人くらいバラバラに座っていたのだが、真正面の女性は荷物が少ない割には大きな三脚を持っていて、夏の山陰でも撮りに行っていたような感じだったのだが、Nikon FM3A を取り出して盛んに撮り始めた.理由は良くわからないが、この辺りの層はやたらと機械式カメラを好んで使う傾向がある.そのうち隣の女性もデジカメで写真を撮り始め、何やら 2 人で意気投合して話し始めた.どうやら 2 人とも東京から青春18切符で旅をしているらしい.
・そうこうしているうちに津山に着き、お菓子と飲み物を買って岡山行きに乗り換える.乗ってた列車はそのまま中国勝山行きになっている.津山線岡山行きは普通のボックスシートの車両で 4 両編成だったので余裕で座れて窓の外を眺められるが、津山から岡山の間はイマイチ景色も平凡で眠たくなる.
・1 時間半ほどで岡山に到着する.ホテルに荷物を置いて駅のポスターに出ていた NHK ホールに行ってみて展示を見てくる.瀬戸内料理屋に行って晩御飯を食べるが、ここには小鰯の刺身は置いていなかった.以前広島に住んでいたときにこの小鰯の刺身というものを初めて食べて、けっこう嵌まったのだが、同じ瀬戸内でも広島以外ではこの料理は見ないな.ホテルに戻ってオリンピックの女子サッカー日本アメリカ戦を見るが、男子に比べれば 100 倍マシとはいえちょっとイマイチな試合展開で負けてしまった.残念.

2008/ 8/17(晴)
写真と地図
・今日は親と近場にドライブに行く.海へ行った昨日は天気が悪かったのに、今日は天気予報が外れて良い天気だ.八頭町の山奥に地元のケーキ屋さんが出来たというので行ってみるが、その先行き止まりの山道を走っていくと、何やら綺麗なケーキ屋が出来ていた.入ってみるとちょうどバームクーヘンを焼いているところだったが、ナカナカ手間の掛かる代物だ.他に何も無い山奥の谷間の店にも関わらず次から次へと車がやってきては卵やケーキを買っていっている.値段はかなりお高いが地元の人気の店なのだろう.
・次に白兎海岸へ行く.国道9号線の道の駅の目の前が海水浴場となっていて、観光客も道の駅に車を止めて歩道橋を渡って白兎海岸へ行っている.鳥取市の東側の海は砂浜と岩場が混ざっているのに対して、西側の海岸はひたすら砂浜の海水浴場が多く、私は変化のある東側の浦富東浜の海水浴場にばっかり行っていてこちらの方へは全然来ないのだが、泳ぐのだったらやっぱり浦富東浜の方が良い感じだな.
・家に戻った後、良い感じの雲が出ているのでカメラを持って自転車で外に出る.10 分くらい走ったところで田園地帯に着いたので、空に向けて写真を撮る.先週に 67mm の偏光フィルターを買ったので、DA16-45 に付けて撮ってみるが、円偏光フィルターにも関わらず露出が随分とアンダーになっているような感じだ.とりあえずは偏光フィルターを付けっぱなしで撮ってみるが、デジカメの場合には撮った後に PC で RAW 現像する際にホワイトバランスなどもいじれるので水面反射を取り除く以外では偏光フィルターは使わない方が良いかも.

2008/ 8/16(雨)
写真と地図
・朝は晴れている.とりあえず去年使った海用具を引っ張り出して東浜の海に行く.お盆は過ぎているのでガラガラかと思ったが、意外にまだ人は多い.警察も来ていて放送が何度も繰り返しなされていたが、台風が近づいていて流れが速くなっているらしい.波はそんなに高くないが、海は思いっきり濁っている.波の無いときには岩場付近で遊ぶのだが、今日は岩場の辺りは危険らしく、近づくと離れるように放送がかかる.
・昼ごろから雨も降ったり止んだりしてきたので、ご飯を食べたあとに少し遊んで切り上げることにする.焼けるような暑さもたまらないが、海水浴に来て涼しいのもイマイチな感じ.

2008/ 8/15(晴)
写真と地図
・今日から 8/19 まで夏休みで鳥取に帰省する.鶴舞駅で鳥取までの乗車券と京都乗り換えの乗継自由席特急券を買い、名古屋からこだまに乗って京都へ行く.今日はお盆の帰省ラッシュとは方向が反対になるのか、京都駅でも特急スーパーはくとのホームにはほとんど人は居らず、出発してからも普段は大阪からは通路までぎっしりになるのに、今日は空き席も若干残っている.すれ違う列車の車内はかなり混んでいるので、今週がお盆休みのところが多かったのだろう.
・夕方に鳥取に着く.最高気温は鳥取も名古屋もさほど変わらないはずだが、名古屋の異常な湿度の高さがないので随分と涼しく感じる.天気予報では明日からずっと雨だが、せっかくの夏休みなので明日は無理にでも海に行ってみよう.

2008/ 8/10(晴)
・新宿から 4 時半頃の中央線に乗って東京駅に向かう.東京駅には 5 時前に到着し、東海道線のホームに行く.ムーンライトながら折り返しの静岡行きの普通電車は 5:20 発だが、ムーンライトながらは 5:05 に到着なのでまだホームには入線していない.この電車は結構混むと事前に調べたネットには書いてあったが、さすがに午前 5 時前に東京駅に到着できる人はそう多くは無く、ホームにはあまり人はいない.5 時頃に乗車口に並ぶが、各列数人といったところか.5:05 にムーンライトながらが到着するが、日曜到着で指定席拳は全席満員のはずなのにかなり人が少ない.最近ムーンライトながらの指定席は Yahoo オークション出品用に買占めが多いようだが、転売失敗して売れずにそのまま空き席のまま捨てられているのだろうか.乗りたい人も多いだろうに転売目的で指定席拳を買い占めるのは迷惑だから止めてもらいたい感じだ.10 分後に到着した臨時ムーンライトながら 92 号はほぼ満員で東京に到着していた.
・車内清掃が終わって 5:15 頃に電車のドアが開く.この頃には各列 10 人強くらいに増えている.5:20 の出発頃には窓側の席は全て埋まって、若干通路側も埋まったくらいになっている.品川を出る頃には座席は完全に埋まって立ち客も出始めており、ネットに書いてあったのと同じような混み方だ.昨晩はマンガを読んで徹夜したのでそろそろ限界となって寝る.
・静岡駅でそうじのおじさんに起こされると、車内はもう誰もいない.ふらふらしながら電車を降りるが、接続する浜松行きはかなり混んでいるので一本やり過ごしてその次の島田行きに乗り換える.島田行きは空いているので楽々座れたが、その後にやってきた浜松行きはかなり混んでいた.浜松で一旦駅から降りてファストフードのハンバーガーを食べ、浜松始発の豊橋行きに乗る.豊橋から新快速に乗り換えて、また寝てしまうが金山駅到着と同時に目が覚めて辛うじて降りられる.14 時前に部屋に戻るがさすがにこの年でマンガ喫茶で徹夜してそのまま東京から在来線普通電車乗り継ぎで名古屋まで戻るのはきつい感じだ.疲れたのでベッドで寝る

2008/ 8/ 9(晴)
・東京で写真展があるので行く事にする.青春18切符で行こうと思ったが、寝坊してグダグダしているうちに随分と遅くなってしまった.夕方 17 時までに着かないとダメなので青春18切符と新幹線を混ぜて行くことにするが、暗算してみるとあまり安くはならない感じだ.
・鶴舞から中央線で金山に行き、豊橋行きの新快速に乗り換える.豊橋からは浜松行きの各駅停車に乗って、浜松では一旦駅から出て南口の外にある金券屋で熱海までのビ券を買う.ビ券はお盆の期間は使用できないが、今日はまだ使える期間だったので助かる.浜松駅のお土産屋でうなぎ弁当を買い、新幹線改札内のスタバでコーヒーを買って新幹線こだまに乗る.
・熱海で新幹線を降り、一旦改札の外に出て券売機でグリーン券を買い、熱海始発の電車のグリーン車に乗って東京まで行く.青春18切符は既に手持ちのものがあったのでお金は出て行っていないが、交通費を計算すると青春18切符が一回分 2,300 円、ビ券が 4,600 円、グリーン券が 750 円なので合計 7,650 円掛かっている.前日までに買うと名古屋から東京までの新幹線ぷらっとこだまが 7,900 円だから、全部新幹線で行くのと比べて 250 円しか安くなっていない.やはり青春18切符を使うときには新幹線やグリーン車を使うとメリットが薄れるな.
・写真展を見た後、前に同じ部署だった後輩と待ち合わせ、品川の TGI Friday's に行く.この店は世界中にチェーン店があり、サンパウロの Faria Lima にも店があって、行きたいと思いつつも行く機会が無く、前回行ったのは 20 年前のシカゴだが、今日ふと思い出して行ってみる事にした.2 人で体に悪そうなジャンクフードを食べまくり、21 時頃に別れる.
・今日はマンガ喫茶に泊まろうと行くときから思っていたが、今までマンガ喫茶に行ったことが無いので、TGI Friday's で飲んでるときにもいろいろ話していたのだが、彼もあまり詳しくは無い感じだった.とりあえず品川ではぱっと見た目に無かったので、山手線に乗ってみる.秋葉原には間違いなくあると思われるが、なんとなく濃そうなのでパスして上野で降りてみるが、イマイチ響く店が無く、再び山手線に乗る.明日は東京駅発で朝が早いので、東京駅に行きやすいということで今度は新宿で降り、西口を出るとマンボーがあった.この店は名古屋にもあってチェーン店なので安心だろうと思って入ってみる.
・初めてなのでシステムを聞いて、お泊り 5 時間 980 円コースで受け付けて、言われた部屋番のところに行ってみると半畳くらいの個室にパソコンとソファが置いてあってこれなら充分寝ることが出来る.中は薄暗くちょっと小汚くて心休まる秘密基地みたいだ.とりあえず飲み物を持ってきて、以前からチャレンジしたかった北斗の拳を最初から読むことにする.5 冊ずつ持ってきて読んでいたが、一気に 20 巻まで読んだところで朝も 4 時を過ぎており、急いで店を出て新宿駅に向かう.結局一睡もせずに延々と北斗の拳を読んでしまった.

2008/ 8/ 4(雨)
写真と地図
・今日は降りるだけだが、朝から雲行きが怪しい.さっさと朝ごはんを作って食べ、テントを片付けて涸沢ヒュッテに行くと雨が降ってきた.涸沢の辺りは標高が高くて涼しいから未だ良いが、降りてまだ降っていたら暑くてかなわない感じ.
・登るときには雪渓は大して問題では無かったが、下りで雨だと雪渓はかなりつるつる滑るので、転ばないように慎重に下る.4 本爪の軽アイゼンは持ってきているが、付けるのも面倒くさいのでそろそろと雪渓を下っていく.本谷橋まで一気に標高を下げ、吊橋のたもとで休憩する.更に 1 時間ほど歩いて横尾に到着するが、来たときと同様に今日も降りてきた人が一斉に休憩しており大賑わいとなっている.登山道は実質ここで終了で、ここから上高地までは作業車も通る平坦な道なので、皆さんここで大休憩というパターンが多そうだ.韓国人グループもあちこちでご飯を作っているが、彼らのリュックが山小屋泊まりの割りに大きいのは、どうやら中には日本の山小屋では手に入りにくい真っ赤な食料類が満載されているからのようだ.
・気分的には横尾で登山終了という感じなのだが、ここから上高地まで 11Km という距離は結構でかい.1 時間歩いて徳沢に到着し、徳沢園で昼ごはんを食べる.徳沢園は牧場跡のキャンプ場も気持ち良さそうな感じだが、徳沢園もしゃれたプチホテルという感じで、登山基地としては位置が微妙なものの泊まってみたい気がする.食事後更に 1 時間歩いて明神に到着し、りんごジュースを飲んで更に 1 時間歩いてようやく上高地に到着する.
・3 日分の汚れを落とすため、ビジターセンターで温泉を聞くが、案内の紙をみると何処も何故か 14 時から 16 時の間はやっていない.時刻はちょうど 14 時でどの温泉もぎりぎりアウトだ.唯一バスターミナルにあるインフォメーションセンター内のシャワーが使えそうなので、バスターミナルに行って 1 時間後の新島島経由松本行きの切符と整理券を先に買ってからインフォメーションセンターに行ってシャワーを浴びる.原油高のせいかバスは結構乗客が多く、15 時 20 分のバスは 2 台でた.今まで新島島行きのバスはガラガラの記憶しかないのでちょっと意外な感じ.
・1 時間ほどバスに乗って新島島に着き、松本電鉄に乗り換えて松本に出る.駅弁を買って名古屋行き特急しなのの切符を買って乗り込む.20 時頃に鶴舞に到着して降りるが、相変わらずの名古屋の蒸し暑さが待ち構えていた.涼しい涸沢に戻りたい感じ.

2008/ 8/ 3(晴)
写真と地図
・朝 4 時半頃に起きて朝ごはんを作って食べる.当初の予定ではここから北穂高に上り、涸沢岳を通って奥穂高に行こうと思っていたが、涸沢から見える北穂高への道はかなり急そうで、それを登った後に奥穂高へ行くのはかなりきつそうな感じがしたので、予定を変更して奥穂高へ往復するだけにしておく.
・水と食べ物と雨具だけを持って 7 時頃に出発し、涸沢小屋のテラスを通って雪渓を横切り登っていく.今日は一気に 900m の標高差を登るが朝からの登りは意外にいけるものなので、途中写真を撮りながらゆっくりと登っていく.
・10 時前に奥穂高小屋に到着し、暫く休憩する.ここまでは半そで短パンだったが、さすがにこの辺りから寒さが気になりだしたので雨具の上を着る.奥穂高へは小屋の直ぐ横の梯子と鎖場がある岩場を登っていくのだが、ここは登りと下りの行き違いで大渋滞が発生する場所なので、小屋の前のテラスで岩場を眺めながら空くのを待つ.
・30 分ほど休憩して岩場に人が居なくなったので残り 200m の標高差の山頂目指して登り始める.梯子と鎖の連続する岩場は今年もかなり死者を出していて、前日や翌週もこの場所で死んでいるが、今日は晴れているし行き違いのために変な場所で待つことも無くさっさと通過する.後はガレ場の登りだが、思ったよりも距離があって 40 分ほど歩いてようやく奥穂高山頂に到着する.登るまでは来たアルプスの山はどれも高いので、目線の高さにいろいろ山が見えるだろうと思っていたのだが、北アルプスで 1 番、日本で 3 番目に高い奥穂高からの展望は、もう全てを見下ろすという感じで予想を超えた大展望だ.少し広くなった山頂横では皆さん休憩しているが、今日は天気も良く、時間もかなりゆとりがあるので、1 時間くらいボケッと座って休憩する.南をみるとジャンダルムのてっぺんに人が立っている.奥穂高から見るとジャンダルムは新穂高側に数百メートルの垂直な絶壁が続く真っ黒な岩山で、登るには相当高度な岩稜登りの技術を要すると思われるのだが、それよりもその絶壁の頂上に突っ立つ度胸も相当だ.私の周りで休憩している人からは、見ている方が恐ろしくて寒くなる等との声が聞こえる.
・山頂の景色を充分に堪能したので来た道を引き返す.昨日の早朝に標高 1,500m の上高地を出て、この標高 3,190m の奥穂高に着くまで今までひたすら登ってきたわけだが、2 日目の午後にようやく下りとなる.奥穂高小屋に着いてテラスでうどんとお菓子を食べて休憩する.韓国人グループもいくつか休憩しているが、タッパに真っ赤な何やら辛そうなものが入っていて、おかずをそれに付けて食べている.あんな辛いものを食べてのどは渇かないのか不思議だ.
・奥穂高小屋から 700m 下の涸沢が良く見えるが、下りも傾斜がきついので慎重に降りる.今年は梅雨明けが早かったせいか、特に北アルプスで遭難死亡事故が大発生しており、あちこちの小屋で特別警戒中の貼り紙がしてある.今日の往復に使った涸沢と奥穂高の間の登山道であるザイテングラードは、難易度としては初心者用となっており、特に危険そうな箇所は見当たらないが、それでも今年の夏は既に 2 人死んでいる.長い急な下りが続くとひざがガクガクになるので、ゆっくりと降りることにする.涸沢から小稜線に取り付くところに長いトラバース道があり、涸沢から見ると 2/3 くらい登ったくらいの高度にあるように見えるのだが、奥穂高小屋から見ると殆ど降りきった涸沢と同じくらいの高度にあるように見える.同じ地点でも下から見るのと上から見るのでは随分と高度感が違う感じだ.
・15 時過ぎにキャンプ場に到着し、荷物をテントに置いて涸沢ヒュッテに行き、テラスでまた時間をつぶす.今日は早めに晩御飯を作ってその後コーヒーを沸かして飲んでいたが、20 時前には上空の雲が無くなり夏の大三角形など満天の星空が広がっていた.

2008/ 8/ 2(晴)
写真と地図
・昨晩の 22 時半のバスに乗って上高地へ行く.明日から上高地の直行バス規制が始まり、今日が直接乗り入れられる最後の日だそうだ.名古屋からだと夜行で行くには上高地は近すぎるため、一般国道を走りながらも途中何回か休憩があり、更に新穂高温泉に寄ってもまだ釜トンネル開通時刻前に着いてしまい、釜トンネル前で暫く時間調整がある.いつも上高地に来るときには大正池で降りるので、バスターミナルまで行くのは初めてかもしれない.今日はさすがに登山客が多いので、バスの乗客も大半はバスターミナルまで乗っている.
・5 時過ぎにバスターミナルに着き、河童橋のたもとで朝ごはんを食べた後歩き始める.1 時間弱で明神に着き、しばし休憩した後更に 1 時間ほど歩いて徳沢に到着.ここでも 15 分くらい休んで更に 1 時間歩き横尾に到着する.ここは槍ヶ岳と穂高岳の登山道の分岐点になっているため、大勢の人が休憩している.この先に備えておにぎりを食べ、長めに休憩を取るが、続々と韓国人登山客がやってくる.最初は 100 人位の大団体かと思ったが、どうやら 10 人ほどの団体が同じ行程でやってきているようで、横尾橋のあたりで次々と大きな旗をかざして記念写真を撮っている.日本人の場合、登山の格好は 10-20 代は普段の街歩きとそう大きくは変わらず、また 50 代以上は襟の付いたシャツが多く、素材はハイテク素材を使っているのが大いにせよ、デザイン的にはあまりスポーツの感じはしないのだが、韓国人登山者はまず服の色が上下とも真っ黒ばかりで、シャツなどもいわゆる機能性ハイテクウェアなのでかなり目立つ.リュックはオスプレーが多いような感じだが、いずれにせよシャツから靴まで全て新品っぽいのが多い.まあ、海外トレッキングだから気合が入るんだろうな.
・上高地から横尾までは 11Km の水平距離に対して標高差は 100m しかなく水平移動だが、横尾から本谷橋までは 3Km の水平距離で標高差は 100m なのでちょっと登りっぽくもなるが、それでも登るという感じではない.吊橋の本谷橋を渡った川原で大勢の人が休憩しており、自分もそこで汗を拭いて最後のおにぎりを食べる.
・横尾からは 2Km 程の水平距離に対して 600m の標高差を登るので、ここからいよいよ登山道といった感じになる.今回はテントを担いでいるので結構きつく、途中の雪渓歩きなども慎重に歩いたこともあり、涸沢到着は 14 時半.上高地からの標準行程時間の 6 時間に対し 2 時間ほど余分に掛かっている.
・キャンプ場で受付を行って適当な場所にテントを張るが、この辺の山小屋やキャンプ場の案内も全部韓国語で書かれていたりして、ここに来る韓国人登山者は相当多いような感じだ.涸沢は今回が初めてだが、既に 8 月にも関わらずキャンプ場の一部は未だ雪に埋まっており、イメージしていたよりも雪が多い.また今まで写真で見てきたよりも穂高の岩山に囲まれているイメージだ.涸沢キャンプ場を挟んで建っている涸沢小屋、涸沢ヒュッテともに展望デッキには大勢の人がくつろいでいて、自分もそこでおでんを食べて暫し景色を眺めながら休憩する.涸沢は紅葉の時期には狂ったように混雑することで有名だが、今日はそれほど馬鹿混みはしておらず結構快適だ.このキャンプ場や小屋では、穂高に登る訳でも無く 1-2 週間くらいボケッと滞在する人もいるというが、なんとなく分かるような気がする.
・暗くなる前に食事を作るが、氷河圏谷の豊富な残雪のおかげで、キャンプ場の水場は蛇口が出っ放しに固定されている.通常山では水はとても貴重だが、こういう水の多い場所は安心感がある.但し雪解けの伏流水なので 3 秒と触ってられない冷たさだ.19 時過ぎには空の雲が真っ赤に染まって明日も晴れそう.



2008/ 8/ 1 - 2008/ 8/31

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